2014年日弁連「自由と正義」に掲載された懲戒処分された
弁護士一挙公開 ③
11月号
① 岡本久次 15195 大阪 戒告 処分日7月8日
怠慢な事件処理・多数
② 園田小次郎 25756 第二東京 業務停止1月 処分日7月9日
事件処理を事務員任せ
③ 藤勝辰博 20613 第二東京 業務停止2月 処分日7月11日
他の弁護士と共同受任の着手金を払わず
④ 松島 忍 17847 栃木県 業務停止3月 処分日7月15日
会費滞納
⑤ 小川信明 10985 東京 戒告 処分日7月16日
予納金の返還を拒んだ
⑥ 知原信行 17488 京都 業務停止8月 処分日7月25日
事件放置
⑦ 大友道明 23423 千葉県 業務停止2月 処分日7月30日
事件放置 多数
⑧ 本田幸則 36255 第二東京 戒告 処分日7月31日
怠慢な事件処理
⑨ 渡邊征二郎 16876 第一東京 戒告 処分日8月6日
事務員の立替金を清算せず
⑩ 東 博幸 16200 富山県 戒告 処分日7月31日
事件放置
⑪ 太田真也 37657 東京 業務停止1月 処分日8月10日
懲戒請求者に暴言他
⑫ 浅香 健 29747 埼玉 戒告 処分日8月13日
事件放置
⑬ 牧戸 哲 17595 三重 戒告 処分日8月19日
事件放置
⑭ 政谷みどり 36322 愛知県 戒告 処分日8月20日
所属弁護士会や法律事務所に対し2191枚の文書をFAXした。
⑮ 末永汎本 14915 山口県 戒告 処分日8月20日
守秘義務違反
⑯ 茆原洋子 15152 横浜 戒告 処分日9月13日
弁護士に対する名誉毀損
⑰ 佐賀悦子 25874 横浜 戒告 処分日9月13日
弁護士に対する名誉毀損
⑱ 上山智之 27193 横浜 戒告 処分日9月13日
弁護士に対する名誉毀損
⑲ 両角幸治 27769 横浜 戒告 処分日9月13日
弁護士に対する名誉毀損
⑳ 出光恭介 31991 横浜 戒告 処分日9月13日
弁護士に対する名誉毀損
12月号
①祝前俊宏 15190 大阪 戒告 処分日8月12日
依頼者に説明が不十分
②平井龍八 26269 大阪 戒告 処分日8月12日
和解金などの処理が悪い
③小原久幸 14128 大阪 戒告 処分日9月1日
酒を飲みながら依頼者と相談
④浦野正幸 22337 大阪 戒告 処分日9月1日
相手弁護士を通さず直接に交渉
⑤金尾典良 33531 広島 業務停止6月 処分日9月18日
会費未納だが・・・
⑥中村行雄 23341 広島 戒告 処分日 9月20日
依頼者に裁判決定を通知しなかった。
2014年懲戒処分された弁護士 ②
以上2014年日弁連広報誌「自由と正義」に掲載された弁護士の懲戒処分
詳細は左の書庫「弁護士懲戒処分の要旨」で検索してください。
今年1年102人分の懲戒処分の要旨をひとり残らず書かせていただきました
おそらく来る2015年は110人くらいになる予定です。
処分を受けるほうも出す方もなんら改善策や対策を講じることもなく懲戒処分が100人を超え右肩上がりの業界が今あるでしょうか
たった3万5000人の業界です。三菱UFJ銀行の方が行員は多いはずです。法律を扱っている業界が毎年処分者が増える。しかも何も対策をしないというのは、依頼者、市民をなめてるとしか考えられません。
懲戒請求の数はおそらく2014年は3000件くらいはあったと思います
処分されたのが約100件、処分されない2900件はとんでもないものだったのでしょうか。
弁護士の懲戒処分の一番の被害者は依頼人や相手方です。横領、着服の被害に会っても弁護士会、日弁連は被害救済はしません。弁護士会は個人の弁護士の集まりであると被害を救済する仕組みでない。関係がないという姿勢です。被害救済、着手金、報酬、賠償金をもらいたければ被害者が裁判を起して取ってくださいということになっています。弁護士の懲戒処分は被害者に謝れとか被害を弁償しなさいというものではありません。
被害の救済はまた弁護士を雇って裁判をしなければなりません。弁護士を訴える弁護士がまだまだ少ないというのがこの業界の改善されない状態を表しています。仲間は庇うもので訴えることなどしないという暗黙の了解がこの業界を蝕んでいるのです。仕返しもあるでしょう。嫌がらせもあるでしょう。
しかしそれでも正義のためだと立ち上がってくれる弁護士が来年は何人か出てくることを期待しましょう