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「弁護士自治を考える会」
書庫 「遺言執行者の弁護士懲戒処分例」

弁護士が受けた処分の理由を内容別にまとめています。この書庫は遺言執行者に就任した弁護士に対する懲戒処分例です。

 
遺言執行者遺言執行
とは、簡単に言うと遺言の内容を実現するために必要な手続きをする人のことを言います。 実際には、相続財産目録を作成したり、各金融機関での預金解約手続き、法務局での不動産名義変更手続きなど、遺言の内容を実現するために必要な一切の行為をする権限を持ちます。
 
懲戒理由の多くは、遺言書のとおりでは無く相続人の中の特定の者に対して便宜や利益を図ったが、一番多くほとんどが「戒告」です。次に相続財産目録を作成しなかった。これも戒告です。弁護士会が宣伝するように、高齢者に遺言書を残しておけば安心というのは弁護士によるということです。遺言書とおりに処理をしなくても戒告しか出しません。財産の一部を横領したは業務停止以上の処分があります。

 

 

弁護士職務基本規定 第二十八条


弁護士は、前条に規定するもののほか、次の各号のいずれかに該当する事件については、その職務を行ってはならない。ただし、第一号及び第四号に掲げる事件についてその依頼者が同意した場合、第二号に掲げる事件についてその依頼者及び相手方が同意した場合並びに第三号に掲げる事件についてその依頼者及び他の依頼者のいずれもが同意した場合は、この限りでない。
二 受任している他の事件の依頼者又は継続的な法律事務の提供を約している者を相手方とする事件
三 依頼者の利益と他の依頼者の利益が相反する事件
四 依頼者の利益と自己の経済的利益が相反する事件
 
弁護士氏名  所属   処分   自由と正義掲載号
特定の相続人の利益をはかった。
遺言書とおりに処理しなかった。
 平山正和弁護士(大阪) 戒告  自由と正義 20181月号   

特定の相続人の利益をはかった。

特定の相続人の代理行為をした。
特定の相続人の代理人となった。
生田暉雄弁護士(香川) 業務停止8月 自由と正義 20171月号
相続財産を不当に散逸、清算処理業務が不適切
事件調査が不十分
相続財産を売却しようと提案
特定の相続人の代理をした。
相続財産のうち4600万円を横領、生活費とした。
特定の相続人の代理人となった。
説明不足・報酬が高い
相続財産を横領
相続財産目録を交付せず遺言執行の状況の報告を行わなかった
弁護士報酬が高額
特定の相続人の代理人となった。
特定の相続人の代理人となった。
渡邉栄子弁護士(岩手)【除名】 自由と正義 20136月号
相続財産等横領
菊池捷夫弁護士(岡山)戒告 自由と正義 20136
相続人以外の者からの代理
特定の相続人の代理行為
相続財産横領
遺言執行者申立てを行わず事件処理
相続財産目録を作らず
相続財産目録を作らず
相続財産目録を作らず
 
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