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司法修習生の給与返済を猶予・改正裁判所法が成立

 

国が貸した司法修習生の給与の返済について低所得者向けに返還を一定期間

猶予する規定を盛り込んだ改正裁判所法が7月27日午後の参院本会議で可決

成立した。修習生の給与は2011年11月政府の財政負担を軽減するために返済

義務のない「給費制」から「貸与制」に変わったが修習後は収入が安定せず返済が

困難となる場合があるため政府が返済猶予の条件を広げることにした

(日本経済新聞netnews)

 

既に貸与制になっているのですが、日弁連はしつこく給費制に戻せという運動を

繰り広げていましたが、残念ですがこれで終わりとなりました。

ご苦労様でした。

 

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去年、おととしと暑い中、全国各地をパレードしてまったく賛同を得られなかった給費制復活運動。法務省の法曹の養成に関するフォーラムでは修習生から酒代、飲み代がないと困るというアンケートが出されフォーラムの委員もあきれてしまったということもありました

 

残念ですが、日本弁護士被害者連絡会が出した「懲戒処分を受けた弁護士、逮捕された弁護士は貰った給費を返せ!」ということもなくなりました

先輩弁護士が非行をして弁護士の社会的評判を低下させ、ベテランはもう給費で貰っているからいいが若い人は貸与制になった、結局若い人にツケを残してしまったのです。

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昨年、新潟で大雨で激甚災害の指定をされた当日に強行された給費制存続パレードイメージ 4

              お疲れさまでした

    

今回の改正裁判所法で付帯決議として

【修習生に対する経済的支援については、司法修習生の修習専念義務の在り方等多様な観点から検討し、必要に応じて適切な措置を講ずること】

これは日弁連の息のかかった国会議員が給費も貰えないなら修習専念なんかしないぞと国に逆アップを掛けたのですが、国があっさりとそれでは専念義務を緩めるような議論を始めましょうとなり、日弁連(前宇都宮会長)の作戦ミスではなかったのかという弁護士の疑問も出ています

 

今回の各政党の投票行動がわかりました

共産党以外は全部賛成にまわりました

 

ともあれ、これで年間100億円ほどの税金が司法修習生の給料になることは

なくなりました
当会は今後とも「悪徳弁護士、逮捕された弁護士は貰った給費を国に返せ!」という運動を展開していこうと思います