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大阪弁護士会綱紀委員会が懲戒情報を漏らして会長談話
 
「綱紀委員会の情報漏えいに関する会長談話」
 
当会会員の綱紀委員会での審査に関してその議決内容が本日一部マスコミで報道された。綱紀委員会での議決は非公開とされ綱紀委員長及び職員等には綱紀委員会の議決に関し職務上知り得た秘密を漏らしてはならないとされていることから綱紀委員会での議決内容は弁護士会として厳重な管理がなされるべきことはいうまでもない。当会においてこのような事態が生じたことは極めて遺憾である。
当会としては情報漏えいの経緯に関する事実を調査し、再発防止のため最善の努力を尽くす所存である
  2014115
           大阪弁護士会 福原哲晃
 (情報漏えいはこの報道)
(読売新聞)
 
取り調べDVD提供は懲戒不要大阪弁護士会綱紀委員会
 取り調べの様子を録画したDVDをNHKに提供したのは刑事訴訟法が禁じる証拠の目的外使用として、大阪地検が佐田元真己弁護士を大阪弁護士会に懲戒請求した問題で、同弁護士会の綱紀委員会が懲戒審査を求めないと議決したことがわかった。同委員会は「弁護士の品位を失う非行にはあたらない」とし、懲戒の必要はないと判断した。
 今後、具体的な処分内容を決める懲戒委員会に諮られることはないが、地検は今回の議決に不服があれば、日本弁護士連合会に異議を申し出ることができる。
毎日
 
このネタは言っちゃいけなかったんだ!  
大阪弁護士会綱紀委員会の中でおしゃべりなのがいるということだ。
懲戒しないと議決しても懲戒請求者や対象弁護士がこういう内容だったと会見するのはいいが綱紀委員会の誰かが当事者より先に懲戒内容をマスコミに公開してはいけません。まず新聞記者に聞かれても守秘義務がありますからと言わなければなりません。懲戒請求者の大阪地検も「なんでやねん」「なんでマスコミが先やねん」となる。
 
大阪弁護士会には苦い思い出がある。
あの橋下徹弁護士の業務停止2月の懲戒処分の発表の事件だ。
光市母子殺害事件で橋下徹弁護士(後大阪府知事)がTVであの弁護団に懲戒を出そうと煽った。そして大阪弁護士会の元副会長をはじめとして300人が橋下徹弁護士に懲戒を煽ったとして大阪弁護士会に懲戒請求を出し業務停止2月の処分となったiしかし大阪弁護士会は前日2010916日大阪弁護士会はマスコミに情報を漏らした。業務停止2月の開始日は917日、大阪弁護士会の誰か前日にマスコミにリークしマスコミは橋下徹氏がいる大阪府議会に駆けつけた。
 そこで橋下徹弁護士(府知事)はキレた。
「なんで917日の業務停止開始日なのに大阪弁護士会は前日に懲戒処分をマスコミにばらしたのか!」
当時飛ぶ鳥を落とす勢いの橋下徹氏は「大阪弁護士会の会長の知能指数は幼稚園以下」「道頓堀でケツ出す弁護士がいる」「北の新地(歓楽街)に行けば下品な大阪弁護士会の弁護士がうろうろしている」と吠えた。
そこまで言われて大阪弁護士会は、黙れ橋下!下品なことを言うな!とは言えなかった
 【会 長 談 話】
当会会員の懲戒処分の言渡前にその処分内容が一部マスコミに掲載された
懲戒情報は会員の個人情報の重要なものであり弁護士会として厳重な管理がなされるべきことはいうまでもない、当会においてはこのような事態が生じることは痛恨の極みである。
当会は重要な個人情報が漏えいしたことについて遺憾の意を表明するとともに会員に陳謝し、また個人情報保護のため再発防止のため最善の努力を尽くす所存である
 
        2010917
      大阪弁護士会  金子武嗣
 
橋下弁護士に 大阪弁護士会として遺憾の意を表明したのです
「道頓堀でケツ出す大阪の弁護士」と言われて反撃もできず降参して謝ったのです 。私が橋下弁護士の発言は弁護士としていかがなものかと懲戒請求を出したら大阪弁護士会は橋下弁護士に記者会見して橋下氏を興奮させた新聞記者が悪いと『橋下弁護士は悪くな~~い』と私の懲戒請求を棄却したのです。
 
当時は誰も橋下氏に逆らえなかったですからね。
大阪地裁の司法記者クラブも記者が悪いと言われ全員怒ってました。
 
それにしても
大阪弁護士会の役員クラスの守秘義務に対する倫理の低さはいかがなもの
でしょうか