弁護士を業務停止1カ月 愛知、不当報酬で懲戒
2014.2.4 00:06
愛知県弁護士会は3日、弁護士報酬を不当に多く受け取ったなどとして、名古屋市の椿法律事務所に所属する関口悟弁護士(55)を業務停止1カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は1月22日付。
弁護士会によると、愛知県で会社を経営し、平成18年9月に死亡した男性の遺産相続をめぐり長男と次男が裁判で争い、関口弁護士は長男に代理人を依頼された。
死亡した男性には7億円の遺産がある一方、負債も2億円あったが、20年10月、長男側は敗訴。長男の妻ら3人は遺産や負債の相続資格がなくなったにもかかわらず、関口弁護士は負債分の2億円を返済せずに済んだと主張して525万円を男性に請求、受け取った。弁護士会は「弁護士職務基本規程」に違反すると判断した。
弁護士自治を考える会
525万円(消費税込)の報酬を取ったなら1月くらい休んでも
いいかと思いますが・・・・
中京テレビ続報
関口弁護士は遺産を分割する調停で依頼者に根拠を説明することなく、適正な報酬を著しく上回る金額を請求し、受け取ったなどという。安井信久・愛知県弁護士会会長は3日の会見で、「弁護士の品位を失う行為に該当する」としている。関口弁護士は懲戒処分に対し、「適正な報酬だった」と主張している一方、現金1000万円を依頼人側に返還しているという。
関口悟弁護士