弁護士の懲戒処分を公開しています
日弁連広報誌「自由と正義」2018年5月号に掲載された弁護士の懲戒処分の公告・第二東京弁護士会/諸永芳春弁護士の懲戒処分の要旨
1回目の処分が業務停止6月、既に弁護士登録を抹消しています。これは二弁が逃がした処分ではないかと思います、
元第二東京弁護士会の副会長です。
2015年千代田区神田で諸永総合法律事務所を開設します。
この事務所はあの懲戒処分歴8回の弁護士法人リライズ、そして江藤馨弁護士が代表となった法律事務所リヴァースと同じビルです。
諸永総合法律事務所
東京都千代田区神田鍛冶町3-3 松見ビル7F
12906弁護士諸永 芳春 第二東京
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内神田総合法律事務所
東京都 千代田区内神田3-4-7 戸羽ビル4階
12906 弁護士諸永 芳春 第二東京
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西池袋法律事務所
東京都豊島区池袋2-18-2-303
12906 弁護士 諸永芳春
元弁護士を事務員に雇った。その事務員が事件を受任していた。先に苦しい二弁の懲戒処分の要旨をご覧ください
懲 戒 処 分 の 公 告
第二東京弁護士会がなした懲戒の処分について同会から以下の通り通知を受けたので懲戒処分の公告公表に関する規定第3条第1号の規定により公告する
1 処分を受けた弁護士
氏 名 齊藤 芳春
職務上の氏名 諸永 芳春
登録番号 12906
事務所 東京都豊島区池袋2-18-2‐303
西池袋法律事務所
2 処分の内容 業務停止6月
3 処分の理由の要旨
被懲戒者は、被懲戒者の法律事務所の運営、経営を支配し、被懲戒者の名前を利用して各種事件、手続を行う等していた元弁護士Aから依頼者の紹介を受けAを利用していた。
被懲戒者の上記行為は弁護士職務基本規程第11条に、違反し弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位をうしなうべき非行に該当する
4、処分が効力を生じた日 2018年1月29日 2018年5月1日 日本弁護士連合会
元A弁護士とは誰か
吉永精志 第二東京 除名 1994年1月 自由と正義他、業務停止2月、業務停止6月
【鎌倉九郎さんのブログ】
鎌倉九郎
諸永先生の事務所では、諸永先生と面談をすることもなく「ヤメ弁」吉永先生が法律相談を行ったうえで、適切な法律行為をしてくれると評判である。上記の諸永先生のウェブサイトでは「弁護士として40年以上の実績」として「どんなトラブルでも必ずベストの解決方法を全力で追求します」との記載がある
(一部抜粋)
鎌倉九郎ブログ
諸永弁護士業務停止6月、吉永元弁護士と小林元弁護士はどこに寄生するのか
この事件にも登場する。週刊現代から抜粋
怪しすぎる「不動産詐欺」〜渋谷の土地取引、消えた6億5000万円
「地面師」という闇の住人 森功
警察が本気になった
話をAのケースに戻す。本人だと認証する公正証書まで作成した巧妙な地面師詐欺。だが、犯人グループは小さなミスを犯している。Aの話。
「実は取引にあたり事前にこちらに送られていた印鑑証明書のコピーでは、呉の生年月日がパスポートにある大正13年ではなく、15年になっていた。だが、司法書士はそれを単なる錯誤だとしてやり過ごしてしまったのです」
その時点で印鑑証明書やパスポートの偽造に気付いていれば、詐欺に遭うことはなかったかもしれない。が、すべてはあとの祭りだ。
Aは昨年9月10日、諸永総合法律事務所の吉永に指定されるがまま、富ヶ谷の土地購入代金6億5000万円を銀行口座に振り込んだ。口座の名義は諸永事務所だ。
その後、いざ法務局に所有権移転の登記申請をすると、印鑑証明書の偽造が発覚。むろんAは取引窓口である諸永総合法律事務所の吉永を問い詰めた。が、一向に要領を得ない。
「その時点でも、諸永事務所の吉永は『印鑑登録が変更されている可能性がある』なんて言い訳をしていたけど、信用できない。
『呉さんは築地の聖路加レジデンスにいる。あそこは入居するのに何億円も保証金が必要だから、本人に間違いない』と彼は言い張っていました。しかし病院に問い合わせてみると、案の定。呉なんて人間は入居していませんでした。
もちろん吉永にすぐに呉さんに連絡をとるよう迫りました。『諸永事務所は呉さんの代理人なのに連絡一つとれないのか』と詰め寄ると、彼は『いつも呉の運転手の山口を通じて連絡しているからつながらない』なんて調子なのです」
このとき山口は暴行事件で築地警察署に逮捕されていた。警察署なら逃げられない、とAたちは面会にも行ったが、断られて会えずじまいだった。
当然のごとくAたちは、警察に駆け込んだ。最初は呉の住所のあった吉祥寺を管轄する武蔵野警察署に相談し、12月に入ってからは、神田の万世橋警察署に被害を届け出た。そうして山口やニセの呉、さらに諸永事務所の吉永らに対し、刑事告訴に踏み切る。
さて、詐欺の舞台となった諸永総合法律事務所の事務員の吉永は、いかように弁明するのか。
「言いたいことはたくさんあるんですよ。でも、この件は民事裁判にもなっているし、弁護士事務所への懲戒請求もある。どうコメントを使われるかわからないので、答えられませんな。損害賠償とか、弁護士会の懲戒問題は、そこに何らかの過失があったかどうか、そこが争点になるから」
吉永は逃げを打ちながら、こう返答した。
「刑事告訴したといっても、それで警察が動くかどうかは別問題なんでね。私たちは今回、詐欺に加担したとか、そういうことはない。法律的にいう意思や故意はまったくないわけですよ」
またAは今年1月、事務所の責任者である弁護士の諸永に対しても6億5000万円の損害賠償請求訴訟を起こし、第二東京弁護士会に懲戒処分の申し立てをおこなった。