岐阜市の弁護士 業務停止3か月の処分

過払い金の無断請求で弁護士懲戒

岐阜市の弁護士が自己破産の手続きの元依頼人に無断で過払い金の返還請求を行い、自身が管理する口座に和解金として130万円を振り込ませたとして、岐阜県弁護士会は、6日までに、この弁護士を業務停止3か月の懲戒処分にしました。
懲戒処分を受けたのは岐阜県弁護士会所属で岐阜市に事務所を置く吉村公一弁護士(65)です。
弁護士会によりますと、吉村弁護士は、以前、自己破産の手続きを依頼された相手に無断で、すでに元依頼人が返済を完了させていた金融業者に対して過払い金の返還請求を行い、4年前の平成26年3月、和解金として130万円を自身が管理する口座に振り込ませたということです。
元依頼人から預かっていた、署名となつ印のみの委任状に、自分で返還請求を依頼されたとする書き込みをして偽造していたということです。
その後、元依頼人の指摘を受け、おととしの年末になって、計算上の過払い金の額150万円余りを元依頼人に渡したということです。
自己破産の場合、過払い金は破産した人の財産として破産管財人が管理しますが、弁護士会の調査に対し、吉村弁護士は「煩わしい事務処理を求められると思った」と答えたということです。
岐阜県弁護士会は「弁護士としての品位を失わせる行為だ」として、6月2日付けで吉村弁護士を業務停止3か月の懲戒処分にしました。
岐阜県弁護士会の鈴木雅雄会長は「弁護士会としておわびし、会員への指導や啓もうを徹底したい」と話しています。

 
引用 NHK

弁護士自治を考える会

元依頼人から預かっていた、署名となつ印のみの委任状に、自分で返還請求を依頼されたとする書き込みをして偽造していたということです


ひょっとすると、バレなければそのまま懐に・・・と疑いたくなりますね?
過払金の無断請求と過払金の清算が遅かったというのではくらいでは業務停止3月にはなりませんが、中京テレビの記事では綱紀委員会の調査に協力しなかったということで、3月の処分になったのではないでしょうか

岐阜市の弁護士 業務停止3か月の処分
(岐阜県)

 岐阜市の吉村公一弁護士(65)が6日、業務停止3か月の処分を受けました。岐阜県弁護士会によりますと、吉村弁護士は4年前、依頼者から受け取った白紙の委任状に過払い金の請求を依頼されたように記入し、金融会社との和解金130万円を口座に振り込ませたということです。吉村弁護士は、その後、依頼者に過払い金を計算した額として156万円を支払いましたが、弁護士会の調査に回答がなかったことも処分の理由とされました。

[ 6/6 17:19 中京テレビ]
引用 中京テレビ

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よしむら こういち
吉村 公一
男性
吉村法律事務所
岐阜県 岐阜市大黒町1-10