弁護士自治を考える会

弁護士懲戒データ⑦ 

 

タイトル
処分をうけた弁護士、悪質弁護士と出あう確率の弁護士会別データ

悪徳弁護士に出あう確率NO1の弁護士会はどこだ?

日弁連広報誌「自由と正義」に掲載された処分件数

2018年「自由と正義」懲戒処分・総数 98

2019年「自由と正義」懲戒処分 総数 96

 

□2018年             □2019

① 東京    23       ①  東京  16 

② 大阪    13       ②  大阪  15

③ 第二東京  11       ③  第一東京11 

④ 福岡     9       ④  第二東京 9

⑤ 愛知     6       ⑤  福岡   6

⑥ 神奈川    6       ⑥  愛知   5 

⑦ 京都     5       ⑦  京都   4

⑧ 千葉     3       ⑧  埼玉   4

⑨ 札幌     3       ⑨  神奈川  3

⑩ 第一東京   2       ⑩  茨城   3 

               

 

 2018年2件の処分者しか出さなかった第一東京弁護士会は2019年11件処分者を出してランキング10位から3位に大躍進、札幌は3から0、千葉も3から1になりランキング圏外

悪徳弁護士に出会う確率 上位はどこの弁護士会だ!

所属弁護士が多いから中にはおかしな弁護士も中にはいるというのが弁護士会の考え、会員が多いから処分が増える、東京弁護士会が毎年処分件数トップはあたりまえだ。

実際はどうでしょうか、500人以上の会員がいる弁護士会を調べてみました。

 

 不祥事弁護士に出あう地域ランキング

 

2018年は1位143人にひとりの弁護士が不祥事を起こした福岡がランキングトップでした。つまり依頼者が143人に一人の確率で不祥事弁護士と出あってしまったことになります。(会員数500名以上が調査対象)

 

所属   会員数    処分件数   2019年     2018年

東京   8400     16件    525人に1件   347人

大阪   4525     15件    301人に1件   348人

第一   5499     11件    499人に1件   2604人

第二   5605      9件    622人に1件   490人

福岡   1323     6件    220人に1件   143人  2018年優勝

愛知   2001     5件    400人に1件   327人

神奈川  1661     3件    553人に1件   273人

京都   786      4件   196人に1件   157人 

埼玉   881      4件    220人に1件   881人 

(参考)

茨城   282      4件    70人に1件     140人

 

2019年度 不祥事弁護士と出あう確率は京都弁護士会!196人に1人

2位は昨年首位だった福岡県弁護士会の220人に1人、同率で埼玉が並びました。次に巨大弁護士会の大阪が3位 301人にひとりの不祥事弁護士と出あうということになりました。

(茨城は会員数が少なく参考意見)