日弁連広報誌『自由と正義』3月号が届きました。弁護士の懲戒処分の要旨が掲載されています。本日は一覧です。2020年3月8月9月10月に懲戒処分された16件の処分理由が公告として掲載されています。
ようやくベリーベスト法律事務所(東弁)の処分要旨が公表されました。既に東弁会報「リブラ」はいち早く公表しました、「自由と正義」はべリベ関連だけが今回の3月号まで掲載されませんでした。
普通は処分を受けて官報公告までが2週間、その後3月後に自由と正義に処分要旨が掲載されます。何があったかわかりません。
(番号は今年の自由と正義に掲載された通し番号)
弁護士名 登録番号 所属 処分 処分日 回数
㉔ 弁護士法人ベリーベスト号律事務所 486 東京 業務停止6月 2020年3月12日 初 非弁提携
㉕ 酒井将 29986 東京 業務停止6月 3月12日 初
非弁提携
㉖ 浅野健太郎 30001 東京 業務停止6月 3月12日 初
非弁提携
㉗ 米丸和實 15807 東京 戒告 8月14日 初
相手方に対する表現が名誉毀損
㉘ 園田小次郎 25756 第二東京 除名 8月13日 4
非弁提携他
㉙ 加藤善大 45584 埼玉 業務停止6月 9月9日 2
事件放置 業務停止中の業務
㉚ 松本章吾 39557 大阪 戒告 9月24日 初
事件放置、預り金の返還が遅い
㉛ 井垣弘 24608 第一東京 戒告10月6日 初
労働紛争事件、相手方が犯罪を犯しているような記載
㉜ 南栄一 26696 第二東京 戒告 10月7日 2
依頼者と報酬を巡る紛争、預り金の返還が遅い
㉝ 藤井健夫 16471 福井 戒告 10月8日 初
遺留分減殺請求訴訟で虚偽の主張
㉞ 山崎正美 17901 金沢 戒告 10月8日 初
遺言書があるにもかかわらず無いと言いとうした。
㉟ 赤瀬康明 45633 東京 業務停止2月 10月9日 2
遺産分割協議事件の処理が不適切
㊱ 安東宏三 22543 東京 戒告 10月12日 初
事件放置、委任契約解除の連絡を相手方代理人にせず
㊲ 西村秀樹 23371 大阪 業務停止1年 10月13日 3
事件放置
㊳ 関谷理記 25448 第一東京 戒告 11月6日 2
事務員に対し時間外労働の賃金を払わず。
㊴ 曽根英雄 50148 大阪 戒告 11月10日 初
刑事事件 上告期限徒過
弁護士に対し誹謗中傷 「好訴妄想」と主張 (別掲)
11月26日 田畠光一 福岡 33297 法17条1号 退会命令 4回目の処分
11月28日 寺岡良祐 兵庫 43581 法17条1号 遺言状偽装 有罪判決 懲戒処分せず
弁護士法人清算結了
12月23日 弁護士法人菅谷法律事務所 東京 183 業務上横領等 破産 10月11日除名処分