裁判官・調査官はここを見る!「親権・監護権の弁護士業務」 学陽書房

学陽書房 税込4180円

出版年月日 2022/10/25  改訂版
第1章 親権
 1節 親権の意義
 2節 親権の内容
 3節 弁護士実務Q&A 第2章 親権者
 1節 親権者
 2節 弁護士実務Q&A第3章 親権者の指定
 1節 離婚による親権者の指定
 2節 嫡出でない子の親権者の指定
 3節 親権者の指定の手続
 4節 親権者の指定の審理
 5節 付随する手続
 6節 弁護士実務Q&A第4章 監護者の指定・変更
 1節 監護者指定・変更の理論と手続
 2節 弁護士実務Q&A第5章 親権者及び監護者の指定に関する調査
 1節 意義
 2節 家庭裁判所調査官の関与の実情
 3節 子の監護状況調査の実際
 4節 子の意向調査の実際
 5節 調査結果の報告
 6節 調査官調査Q&A
 7節 弁護士実務Q&A第6章 親権者の変更
 1節 親権者変更の判断・手続
 2節 弁護士実務Q&A第7章 子の引渡し
 1節 子の引渡しの判断・手続
 2節 弁護士実務Q&A

第8章 親権の喪失・停止等
 1節 要件と手続
 2節 家庭裁判所調査官の調査
 3節 弁護士実務Q&A

日弁連広報誌自由と正義7月号 BOOK REVIEW 仙台弁護士会 小島妙子(一部抜粋)

離婚をめぐる紛争において最も熾烈な争いは子どもの奪い合いである。親権者指定の判断基準において監護の継続性を重視する傾向があるため、実力で子を自己の監護の下に置こうとしているため子の奪い合いを繰り返す。親にとっても紛争に巻き込まれた子どもにとっても多大な精神的ストレスを与える紛争であり、当事者のメンタル面への配慮がかかせない。(略)

近藤 ルミ子
弁護士。元東京家庭裁判所所長代行。主著に「家事事件手続法の実務と運用上の課題」新・アジア家族法三国会議編『家事事件処理手続の改革』(日本加除出版、2015年)。『相続における承認・放棄の実務』(共編、新日本法規、2013年)など。
西口 元
弁護士。元東京高等裁判所判事。元早稲田大学大学院教授。

弁護士の離婚事件の実務のための本です。

個人的な感想ですが、子どもに会わせないためのマニュアル本ではないでしょうか、

近藤ルミ子弁護士は過去東京家裁の裁判官でした。

こういうことがありました。離婚後、子どもに会いたいという父親の申立てを拒否した判決を出した後、定年退官となり、離婚事件で有名な「さかきばら法律事務所」に勤務した。

裁判官も公務員であれば退官後、即女性側の離婚事件を受任する法律事務所に勤務することはいかがなものか、

このさかきばら法律事務所には、打越さくら弁護士(立憲民主・現新潟県弁護士会)も在籍。

こんな書籍も

目次

第1部 DV事件実務の基礎―DVをめぐる法律と実務の現状(ドメスティック・バイオレンス及びDV防止法;DV防止法の概要;保護命令;DVを原因とする離婚手続等;DVと子どもに関する問題;外国人被害者;DVと刑事手続;保護や支援のための機関について;相談や受任に際し注意すべきこと)
第2部 Q&A実務解説―DV事案の現場から(相談受付・受任時ほか;保護命令申立て;一時保護などの民間や行政支援の利用;DVを離婚原因とする離婚手続;子どもがいる場合;外国人にかかる場合;刑事手続を要する場合;その他(弁護士への危険の回避策・二次被害の防止策など))

著者等紹介

榊原富士子[サカキバラフジコ]
1953年生まれ。弁護士、さかきばら法律事務所(東京弁護士会所属)。日本家族“社会と法”学会理事、ジェンダー法学会理事、日本弁護士連合会家事法制委員会委員、日本学術会議連携会員

打越さく良[ウチコシサクラ]
1968年生まれ。弁護士、さかきばら法律事務所(第二東京弁護士会所属)。日本弁護士連合会両性の平等委員会委員、同連合会家事法制委員会委員、ジェンダー法学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)