【速報】酒飲んで遅刻 着手金も返さず 男性弁護士を業務停止6か月の懲戒処分 大阪弁護士会 10月20日 

飲酒して仕事に遅刻し、約30万円の着手金も返さなかったなどとして、大阪弁護士会は40歳の男性弁護士を業務停止6か月の懲戒処分としました。業務停止6か月の懲戒処分を受けたのは上藤俊一弁護士(40)です。大阪弁護士会によりますと、上藤弁護士は2023年から2024年にかけ、養育費の支払いをめぐる訴訟の代理人になったものの、酒を飲んで調停期日に遅刻したり、代理人を解任されるにあたって着手金など約30万円を返さなかったりしたということです。事前に連絡が取れないこともあったということです。また、自己破産の申立ての依頼をされたものの、2年以上も放置したということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/82abcb05dfbfa601ff885d637e8521074c4124aa

弁護士自治を考える会

大阪弁護士会によると、懲戒処分は今年度9件目・・・

これは、大阪弁護士会が発表したということですが、今年度9件は、業務停止処分だけで戒告は含まれていません。戒告は処分ではないのでしょうか?戒告の件数がないのは、大阪弁護士会が公表しなかったのは新聞等で報道がなかったものについて公表しないとなっています。

例えば、日弁連の懲戒処分公表制度でこの弁護士に処分歴はありますかと聞けば、戒告は含まれません。依頼者が一番知りたい事件放置、報酬で揉めた等は戒告処分ですがこれは教えてくれません。

なお、大阪が発表したのか記者が当会懲戒処分センターで検索をしたかわかりませんが、

当会の公表は①「官報」「自由と正義」になります。処分日から官報公告掲載までは2週間、官報公告の後、自由と正義に掲載になるまで約4か月遅れます。
当会の公表基準は検索がしやすいように自由と正義掲載月を掲載しています。

通算 氏名  登録番号 所属 処分 処分日 処分回数

① 川村哲二 19360 大阪 業務停止6月 2024年12月12日 初 自由と正義4月号

②川口正輝 54070 大阪 業務停止2年 処分日2024年10月15日 自由と正義2025年2月号

以上が2024年に処分が有効となった懲戒処分(自由と正義に掲載された処分要旨は2025年)

崎岡良一 22069 大阪 戒告 1月21日 初 

小田周治 18789 大阪 戒告 1月22日 初 

泉本宅朗 45419 大阪 戒告 2月14日 3 

③上田浩史 47902 大阪 業務停止6月 3月6日 初 

川村真文 21993 大阪 戒告  3月13日 初 

④乾彰夫  39030 大阪 業務停止1年 3月24日 初 

甚野貴史 46454 大阪 業務停止2月 4月28日 初 

堀田和希 59598 大阪  戒告 4月28日 初 

青砥洋司 30553 大阪  戒告 4月28日 3 

山内明  27926 大阪  戒告 5月30日 初 

泉本卓郎 45419 大阪  戒告 5月30日 4

⑥南郷誠治 27438 大阪  業務停止3月 6月30日 初 

⑦上野泰史 43868 大阪  業務停止3月 7月13日 2 

⑧ 牧尚人 36891 大阪 業務停止1年 10月8日 初 

⑨上藤俊一 54967 大阪 業務停止6月 10月20日 初 (官報公告未定)

大阪 処分件数 17 業務停止9 戒告8となりますが、2024年に処分が有効となった件数を除くと業務停止7件となります。 それでも大阪弁護士会は戒告は公表しないということです。

 

「弁護士懲戒処分検索センター」の利用方法