成年後見人の弁護士(67)が「権限利用し」女性の財産を横領 広島地裁は1億1700万円の賠償命令

成年後見人の弁護士に財産を横領されたとして県内の女性が損害賠償を求めた裁判で、広島地裁は弁護士の横領を認め、1億円以上の支払いを命じる判決を言い渡しました。 県内に住む女性は、2015年から2023年までの間、成年後見人だった久行康夫弁護士(67)に財産を横領されたとして、損害賠償の支払いを求める訴えを起こしていました。きょうの判決で広島地裁の前田早織裁判官は、久行弁護士が成年後見人の権限を利用し、女性の預貯金口座から出金を繰り返して横領したと認定。

久行弁護士におよそ1億1700万円の支払いを命じました。

以上TV新広島

弁護士自治を考える会

本日も現役弁護士です。

久行康夫 21283 久行法律事務所 広島市中区白鳥九軒町13-10
2005年 4月 広島弁護士会副会長

逮捕されていますが、刑事事件はまだのようです。

広島弁護士会の後見人弁護士の横領事件が続いていますので懲戒処分は刑事事件で有罪になれば登録取消になりますから処分はみっともなくて出せないのではないでしょうか、

【談話】会員逮捕に関する会長談話

2025年(令和7年)10月7日 広島弁護士会 会長 藤川和俊

今般、当会会員である久行康夫弁護士(平成元年度弁護士登録)が、400万円の業務上横領の被疑事実で逮捕された、広島県警は被害額約1億3000万円に上るとみている、との報道に接しました。

 被疑事実の真偽については今後の捜査の進展を待つことになりますが、報道された内容が真実であるとすれば、弁護士に対する信頼を著しく損なうものであり、重大な事態であると極めて厳粛に受け止めております。また、当会としても、今後、事実関係の把握に努め、必要に応じ厳正に対処する所存です。

 当会は、引き続き会員の弁護士としての責任感と倫理意識を一層高めるための更なる努力を重ねるとともに、綱紀を保持し、弁護士の社会的信用を損なうことのないよう務めてまいります。

成年後見人として女性の財産管理を担当する弁護士 金を引き出し横領か 家裁も横領の事実確認し告発
成年後見人に選任された広島弁護士会所属の弁護士が財産管理業務を受け持っていた女性の口座から現金400万円を引き出し横領した疑いで逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは広島市中区の弁護士久行康夫容疑者(67)です。 警察によりますと、久行容疑者は、2009年に県内に住む女性(30代)の成年後見人に選任され、女性の財産管理業務に従事していましたが、2018年11月15日に、女性の口座から400万円を引き出し、横領した疑いが持たれています。 事件は、後任の後見人を務める弁護士からの届出で発覚し警察の調べに対し久行容疑者は、「今は言う気になれません」と話しているということです。 警察によりますと、久行容疑者は女性の成年後見人という立場を利用し、家庭裁判所に提出する預貯金通帳の写しを偽造するなどしていたということです。
また、家庭裁判所は、この事件に関連し、2015年から23年にかけて久行容疑者が、総額1億3000万円を横領していることも確認し、県警に告発状を提出しています。 告発状は、今年8月に受理されていて警察は、これらの余罪についても調べを進めています
TV新広島