弁護士の懲戒処分を公開しています
2011年日弁連広報誌『自由と正義』に掲載された弁護士懲戒処分の要旨
(自由と正義年間定期購読12000円ここだけにしか詳細は発表されません)
今月は9人とひとつの法人です。合計10件 先月は1件でした
本日は一覧ですが明日からお一人づつ詳細を記事にします
① 中尾 天 21628 札幌弁護士会 戒告 処分日 2010年12月21日
事務処理の遅滞
② 加茂 隆康 15278 第一東京弁護士会 業務停止4月 処分日 2010年12月27日
交通事故の専門家ですが虚偽申告による不正な保険裁判
③ 村田 恒夫 16644 横浜弁護士会 戒告 処分日 2010年12月28日
遺言執行者としての職務怠慢
④ 松崎 龍一 25578 東京弁護士会 業務停止2月 処分日2011年1月12日
離婚事件で関係のないもの信用毀損行為
⑤ 弁護士法人かすが総合 届出番号 8 業務停止1月 処分日2011年1月12日
弁護士法人が懲戒処分を受けるのはアデーレについて2件目
⑥ 椿 康雄 20163 第一東京弁護士会 退会命令 処分日 2011年1月13日
海外逃亡弁護士 会費未納となっていますが実際の事件は違います
⑦ 羽賀 宏明 22789 千葉県弁護士会 業務停止2月 処分日 2011年1月19日
事件放置 『今やってます』
⑧ 阪田 健夫 21578 兵庫県弁護士会 戒告 処分日 2011年2月21日
兵庫県は処分ナシであったが日弁連で戒告となった珍しい懲戒処分
⑨ 西部智子 31585 兵庫県弁護士会 戒告 処分日2011年2月21日
阪田弁護士と同じ事務所なので一緒に戒告
⑩ 小林 靖子 35466 兵庫県弁護士会 戒告 処分日2011年2月21日
阪田、西部弁護士と同じ事務所で3人とも戒告となった
懲戒処分の変更
⑪ 小室 貴司 9185 東京弁護士会 業務停止4月から2月に変更 処分日2011年2月21日
成年後見人に関する報酬等の紛争、業務停止4月から2月に変わった言い訳
2011年1月31日現在
弁護士登録数
30470名 登録の最終番号 43870 取り消し41人
弁護士法人数
484法人
2010年の懲戒事案の報告
受任件数 戒告 業務停止 退会命令 除名 計
1849 43 29 5 1 80
(過去最多) (過去最多) (過去最多)
2007年を除く
(参考)過去懲戒処分を出された件数 2001年から
2001年 884件 処分 62
2002年 849 処分 66
2003年 1127 処分 59
2004年 1268 処分 49
2005年 1192 処分 62
2006年 1367 処分 69
2007年 9585 処分 70 (橋下徹弁護士の光市事件での発言で増加 8095件が光市関係)
2008年 1596 処分 60
2009年 1402 処分 76
2010年 1849 処分 80
653
(懲戒申立は2007年光市分を引けば1490件となり2010年が最多となります)