弁護士の懲戒処分の多くは民事事件での依頼者や相手方とのトラブルですが、刑事事件での弁護士の懲戒処分もあります。特に被疑者国選弁護に関する処分の多さが目立ちます。
刑事事件では必ず弁護人をつけなければ裁判になりません。
被疑者が自分で弁護人を付けられない場合は国選弁護人という弁護士が国からの報酬を得て被疑者の弁護にあたります。立派な弁護人もいますが立派でない弁護人も多くいます。
処分の多くは弁護士が被疑者がいる拘置所に接見に行かない。打ち合わせをしない。また国選から私選に切り替えろ。などなど
最近では岡山の黒瀬文平元弁護士は接見回数をごまかして国から報酬を得ていましたが逮捕され有罪判決を受けて弁護士を辞めました。この事件の後、拘置所には弁護士が来たという帳面が設置されました。
情けない話です。
国選弁護はやるけれど否認事件はやらないという弁護士もいます。争わない楽な情状酌量しかやらないということです。
拘置所の中でいつ弁護人が来てくれるのかずっと待っている被疑者もいるのです。
これは懲戒請求を出した被疑者やその家族の切実な思いの結果です。
懲戒制度も知らず泣き寝入りした人も多くいるはずです。
(2000年からの一覧の一部)
弁護士氏名: 西田邦弘
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登録番号
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20431
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所属弁護士会
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富山
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法律事務所名
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懲戒種別
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戒告
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懲戒年度
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2000年10月
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処分理由の要旨
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国選弁護人が被害者宅へ弁償に行くと刑が軽くしたいのかなどと言われキレた。お前から金貰ってないと
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弁護士氏名: 高森浩
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登録番号
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25217
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所属弁護士会
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富山
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法律事務所名
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懲戒種別
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戒告
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懲戒年度
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2001年7月
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処分理由の要旨
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国選弁護人。接見せず無罪を希望なら私選にとし公判延期、
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弁護士氏名: 武部富雄
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登録番号
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10257
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所属弁護士会
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大阪
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法律事務所名
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小野哲総合法律事務所
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懲戒種別
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戒告
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懲戒年度
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2001年9月
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処分理由の要旨
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殺人事件での国選弁護人。殺意がなかったというとこを、弁護人は確定的殺意で犯行をしたと発言
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弁護士氏名: 鍋島友三郎
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登録番号
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6261
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所属弁護士会
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大阪
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法律事務所名
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弓削孟法律事務所
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懲戒種別
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戒告
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懲戒年度
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2002年9月
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処分理由の要旨
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刑事控訴国選弁護人、量刑不当のみで起訴事実の争いはないものと高裁に提出しかし実際は違うと被告人
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国選弁護人の懲戒処分 2000年からの一覧
(なおリンク先のPDFが見れない場合があるかもしれません。ご辛抱ください)
国選弁護人で懲戒処分を受けたなかには、除名処分、退会処分になった弁護士がいます。被疑者は国選弁護人は選べませんから。。