時計2017/6/14 20:39神戸新聞NEXT

          

          
遺産分割をめぐる損害賠償請求訴訟が開かれた神戸地裁=神戸市中央区橘通2

 訴訟の準備書面に「馬鹿馬鹿しい」「インチキな連中」などと、訴訟相手を中傷する文言を記載したとして、兵庫県弁護士会は14日までに、神戸市中央区に事務所を置く男性弁護士を戒告の懲戒処分とした。処分は13日付。
 男性弁護士は2016年1月に和解した遺産分割をめぐる損害賠償請求訴訟で、準備書面に「証拠があるなら、出してみろ」「でっち上げの大嘘である」などと不適切な文言を記載した。
 県弁護士会は「弁護士としての品位を失うべき非行に該当する」と判断した。 男性弁護士は1988年に県弁護士会に登録。先物取引などの投資被害やリース被害などの弁護に力を入れている。

引用神戸新聞

弁護士自治を考える会
地元、神戸新聞のスクープです。戒告処分ですから弁護士氏名の公表は控えたということですが、処分が13日ですから官報には20日前後に掲載されると思います。しばらくお待ちください。
遺産分割事件で、ずいぶん力が入ったようですが、相手方にも代理人がいるのですから品のない準備書面はいかがなものかと思います。
遺産分割協議事件から損害賠償請求訴訟になったということは、遺産を多く取得したとか、不当に取ったという事件になったと見れますが、「証拠があるなら、出してみろ」「でっち上げの大嘘である」は弁護士としていかがなものか
1988年登録であれば、もうベテランなのですが、ベテランしか暴言を吐かないのがこの業界の哀れな現状かもしれません。準備書面で相手方を誹謗中傷しようが罵ろうが出自が卑しいと書いても処分は戒告しかありません。依頼者のためにやったことだと弁明すれば戒告しか出さないのが、仲間が仲間を裁く弁護士自治です。
暴言系懲戒処分例