ネットの中傷で「活動に危機」 少女支援「コラボ」の仁藤さん提訴 (毎日新聞)

 虐待を受けて家に居場所がない10代女性らの相談を受ける一般社団法人「Colabo(コラボ)」代表の仁藤夢乃さん(32)は29日、インターネット上で繰り返し中傷を受けたとして、東京都内の40代男性に対し、1100万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

 都内で弁護団とともに記者会見した仁藤さんはSNS(ネット交流サービス)での中傷に加え、女性に食事や居場所を提供するバスが傷付けられ、緊急避難に使うシェルターの場所を特定されたと報告。「生活や(コラボの)活動に関わる危機と感じている」と話した。

 弁護団の神原元弁護士は「デマを積み上げて信用を傷つけるサイバーハラスメントで、本質は『女性の権利のために立ち上がった人が気に入らない』という女性差別だ」と批判した。今後、他の投稿についての法的措置も検討しているという。

 また、太田啓子弁護士はこれらの動画に対し、高評価をしたり賛同コメントを書き込んだりする人の多さに触れ、「(デマ拡散を)エスカレートさせている側の問題点も指摘していきたい」と話した。【宇多川はるか】