粟飯原氏に弁護士会退会命令

体調不良で依頼事案放置

 徳島弁護士会は18日、依頼された事案を放置したなどとして、所属する
粟飯原友義弁護士(61)(徳島市新浜本町)を弁護士法に基づき退会命令の
懲戒処分にしたと発表した。
体調不良で放置したといい、処分により今後事実上、弁護士活動ができなくなる。
退会命令は弁護士資格が取り消される除名の次に重い処分で、昨年は全国で2件。
命令は14日付。同弁護士会によると、粟飯原弁護士は、債務整理などの事案18件の
着手金を受け取ったまま放置したり、事務所を事実上閉鎖し、
約7か月間連絡が取れなくなったりした。
同会や日弁連の会費計約120万円も未納だった。
同会は昨年9月、依頼者が粟飯原弁護士と連絡が取れなくなっていることを知り、
外部委員を含む懲戒委員会が審査するなどして、退会命令を決めた。
 放置された18件のうち15件は、同会が連絡を取るなど何らかの処置をした。
吉成務会長は「同様の被害にあった人がいれば、会に連絡を」と呼びかけている 

 

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徳島県弁護士会 08年会員数60名
過去10年間 懲戒処分者2名
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