元和歌山弁護士会長業務停止5月
楠見氏 依頼人の費用返さず
弁護活動を行わずに2人の依頼人から弁護士費用計330万円の返還を
求められたにもかかわらず、返していないとして、和歌山弁護士会は24日、
同会の元会長楠見宗弘弁護士(66)を22日付で業務停止5か月の
懲戒処分にしたと発表した。
同会などによると、楠見弁護士は2007年、土地に関する紛争の解決を頼まれ、依頼人から不動産鑑定費用などとして計約300万円を受け取ったが、鑑定作業を行わなかった。09年に依頼人が同会に紛議調停を申し立て、同会は150万円の支払い義務を認めたが、返還していないという。
また07年、別の依頼人から土地に関する紛争の解決を依頼され、着手金80万円と和解のための費用100万円を受領。楠見弁護士は翌日、自分の借金返済に充てるため、100万円を口座から引き出した。和解が成立せず、依頼人が費用の返還を求めたが、応じていないという。
依頼人はそれぞれ今年に入って、同会に懲戒請求。同会は懲戒委員会を開くなどし、今月18日、「品位を失う非行」として懲戒処分を決定した。
同会の冨山信彦会長は
「社会正義を担う弁護士がこのような行為を起こし、誠に遺憾」と話した。
(2010年11月25日 読売新聞)
弁護士懲戒非行専門のブログです
元弁護士会長という要職でありながらこのザマだ
いかに弁護士という肩書を信用してはいけないという見本だ
この弁護士の被害者さんからも直接話しを聞いているが
家族の借金の保証人になって自転車操業して依頼者の着手金を
つぎ込んで仕事も放置したという。
被害者さんほんとうにお気の毒です
それで業務停止5月とはどんだけ甘い処分なのだ!
また、この弁護士の業務を始めるのを許すというのか和歌山弁護士会
■ 楠見弁護士 着手金返還訴訟で敗訴
■ 楠見弁護士に150万円の支払い命令
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