元弁護士会長に懲役5年求刑 和歌山地裁
産経新聞 5月19日(木)7時57分配信
遺産相続をめぐり依頼人から預かった現金を着服したなどとして、業務上横領などの罪に問われた元和歌山弁護士会長、楠見宗弘被告(67)=新宮市王子町=に対する論告求刑公判が18日、和歌山地裁(国分進裁判長)で開かれた
検察側は「犯行は常習的で、弁護士の信頼を失墜させた責任は重大」として懲役5年を求刑。弁護側は「弁護士会を除名処分されるなど社会的制裁を受けており、深く反省している」と寛大な判決を求めた。
論告によると、楠見被告は平成20年7月、男性から依頼を受けた遺産分割調停申し立て事件を担当していた際、事務所で保管していた相手側に支払われるべき遺産取得の代償金と不動産鑑定費用計370万円を着服するなど、19年7月~昨年7月の間、計7回にわたり計約1550万円を横領するなどしたとしている。
検察側は「犯行は常習的で、弁護士の信頼を失墜させた責任は重大」として懲役5年を求刑。弁護側は「弁護士会を除名処分されるなど社会的制裁を受けており、深く反省している」と寛大な判決を求めた。
論告によると、楠見被告は平成20年7月、男性から依頼を受けた遺産分割調停申し立て事件を担当していた際、事務所で保管していた相手側に支払われるべき遺産取得の代償金と不動産鑑定費用計370万円を着服するなど、19年7月~昨年7月の間、計7回にわたり計約1550万円を横領するなどしたとしている。
弁護士自治を考える会
楠見宗弘弁護士・除名処分の公告