イメージ 1
       【12月26日午前中には57件の弁護団や弁護士会のMLが誰でも閲覧可能な状態】

 

岐阜弁護士会でも情報流出…苦情者の実名など

 岐阜県弁護士会の会長ら執行部が利用していたインターネット上の掲示板に、会に対して会員弁護士らへの苦情などを申し立てた市民の実名や連絡先、苦情内容などが流出し、不特定多数が閲覧できる状態だったことが、読売新聞の取材でわかった。

 会の職員が閲覧制限の設定を怠っていたという。
 「北千住パブリック法律事務所」(東京都足立区)の弁護士が開設した掲示板上に裁判員裁判候補者名簿などが流出したことを受け、日本弁護士連合会(日弁連)が26日、全国の弁護士に情報管理の徹底を緊急要請したが、岐阜県弁護会は27日午後に日本弁護士連合会から指摘されるまで流出に気付いていなかった。
同弁護士会はその後、掲示板を閉鎖した。
2011年12月28日07時36分 読売新聞)
弁護士会の苦情受付や無料相談のメーリングリストが誰でも閲覧可能な設定になっていました
12月26日の昼に日弁連の広報部から一斉にメーリングリストを削除するか誰でも見れないように
しろという通知をしましたが、岐阜県弁護士会の苦情に関するMLは27日2時になっても見れる状態でした
なぜ、こうなったかという、全国の弁護士会の役員は1年交代です。毎年メーリングリストを新しく
作るのです。役員交代したら削除するか閉鎖状態にすればいいのですが岐阜県弁護士会は前の役員の
MLの存在について忘れていました
12月26日の日弁連の緊急の通知にもこのMLの存在を岐阜県弁護士会は忘れていました。
12月27日の昼に私が届けた今回のMLのリストが日弁連に届いたと、広報部の女性事務職さんからお礼の電話を
いただきました。親切、丁寧、弁護士とはえらい違いです。これからはこの事務職さんに相談しよう
そのお礼のお礼に日弁連にまだ見れるMLとして岐阜県弁護士会のMLが見れますと広報部にお知らせしました。
12月28日2時30分にやっと岐阜県弁護士会は削除しました
その間に読売が見たということでしょう。さすがに新聞記者です
岐阜県弁護士会の大失態です。ネットのことなど知らないのでしょう
日弁連の通知があっても分からないという、なんとお粗末な!
何年間か見られたということです
さて、このMLは何が公開されていたか
私たちが弁護士会に弁護士の苦情、事件処理に関する不満、誰がどいうふうに対処したかという
なまなましいものです。相談者の氏名、携帯電話、どういう苦情か。などなどです。
弁護士の氏名も書かれています。
一般の相談者や苦情を言ってきた人に対して弁護士会がどのような対応をしたのか
よくわかる資料です。弁護士の懲戒処分が甘いと言う前に扱い方がこんな風なのです
また岐阜県弁護士会の予算なども公開されていました
インターネット予算が7万円では、こうなるのも仕方ないかもしれませんね