依頼放置の弁護士を戒告処分 奈良
2012.4.21 02:07
消費者金融への過払い金返還請求の依頼を放置するなどし、依頼人に損害を与えたとして、奈良弁護士会は、所属する荻原研二弁護士(59)を戒告の懲戒処分にした。処分は4日付。
同弁護士会によると、荻原弁護士は平成21年6月、依頼人から消費者金融など6社に対する債務整理の依頼を受け、一部の社で過払い金が発生していることを把握しながら、返還請求をせず、そのまま放置。
うち1社が会社更生法の適用を申請し、裁判所に認可されたため、依頼者は本来返還される可能性のあった金額の数%しか受け取れなかったという。
また、過払いとなっていない銀行との債権整理交渉も放置し、依頼人に遅延損害金を発生させた。
山崎靖子会長は「事案の詳細については答えられない。会員弁護士には職務基本規程の順守徹底などを求めていく」としている。
弁護士の懲戒処分を公開しているブログです
奈良県弁護士会エライ!
事件放置で戒告処分などゴマンとありますがよくぞ記者発表しました
また、サンケイもよく実名いりで記事にしました
ココが朝日、読売と違うとこ
多くの弁護士会が弁護士の非行を公表しないなか、奈良は過去に公開しないため被害者が多くなり
弁護士会が訴えられたという事件がありました(河辺幸雄事件2002年除名)
特に事件放置はまた問題を起こすことが多くあります
荻原法律事務所