塀の中から懲戒請求 服役囚かの手紙
国賠を取りましたよ
山形刑務所で服役をしている受刑者と手紙のやりとりをしています。
彼は強盗傷害で実刑の判決を受けました。
しかし裁判の時の国選弁護人の怠慢な弁護方法に不満を持ち国選弁護人に
懲戒請求を申し立てました。その弁護士は懲戒逃れのためか福島から長崎に
登録換えをしました。この裁判は裁判員裁判のモデルケースとなっていましたそんな重要な裁判の国選弁護人を弁護士会が処分するわけがありません。
服役囚の彼とは手紙のやりとりをずっとしていました。
服役囚が懲戒請求や裁判をしていたら仮釈放にも影響が出るのじゃないか
ということも言いましたが、彼は国選弁護人の怠慢な弁護活動が許せないと
懲戒処分以外にも裁判もしていました。
懲戒請求はすべて棄却となりました。
その棄却した議決書を刑務所の係りのものがすぐに渡さなかったため
異議申立ができなかった。そのため彼は法務大臣を被告とした損害賠償請求訴訟を提起し1審棄却で控訴審の仙台高裁で認められたのです。
判決文が届きました。
塀の中から国賠をやって勝訴したのは大変珍しいのではないでしょうか
彼からの手紙も届きました。
塀の中からパソコンも六法もなくよく頑張ったと思います
本日は報告だけにしておきます。
おめでとう!
あと3年しっかり罪を償って元気で出所してくるのを
まってます。