大阪弁護士会会長に松葉知幸弁護士
大阪弁護士会は16日、平成27年度の会長に松葉知幸氏(63)を選出したと発表した。任期は4月1日から1年間。 新副会長は中井洋恵▽平野恵稔▽岩佐嘉彦▽山本健司▽入江寛▽中務正裕▽土谷喜輝-の7氏。
大阪弁護士会の会長が松葉知幸弁護士になったというニュース。我々にとって業界団体のトップが誰になろうと関係ないのですが、大阪弁護士会の会長とは選挙もなく派閥順送りで決められるのです。大阪弁護士会では7つの派閥があります。大阪弁護士会では現在約4100名の弁護士が登録をしています。
一水会・友新会・法曹公正会・春秋会・五月会・同志会・法友倶楽部の7派閥です。1つの派閥で300人~600人が所属しています。この派閥にも幹事、事務長などがいてここから会長候補が決められます。自民党の派閥のようなもの、一昔前の神戸の反社会団体のようなものです。新人はまず派閥の中で鍛えられ弁護士のいろはを覚えます。ということは、裁判でも相手に同じ派閥が出てきたらどうもならんということです。私たちの弁護士選びの時にはどこの派閥に属しているかは大きな問題です。
弁護士会長が優秀な弁護士であると勘違いされる方も多くいます。弁護士会長に事件を依頼すれば相手もひるむと思うのは勘違いです。逆です。弁護士会長になるという人は敵を作らずみんな仲良く協調していきましょうという人物が多く会長だから相手弁護士が怯むということはおそらくないと思います。それより会長副会長は会務が忙しくて事件は事務所の若い弁護士にということになるのがオチです。大阪の会長は必ず日弁連の副会長にもなります。(日弁連副会長月給60万円会長100万円ボーナス6月分年2回)
(東京弁護士会の会長選挙はすさましいのですがこれは次回)
会長がどこの派閥かより重要な問題はどこの派閥が綱紀委員長を取っているかです。
弁護士会は派閥で構成される
松葉知幸弁護士(会長) 友新会 2009年幹事長 藪野恒明元会長 小保方さんの代理人を務めた三木元副会長も所属する派閥
中井洋恵弁護士(副会長) 春秋会 640名が所属する大派閥 26年度石田法子会長を擁立、今年は副会長を取った。
平野恵稔弁護士(副会長) 春秋会
山本健司弁護士(副会長) 一水会 605名
入江寛弁護士(副会長) 法曹公正会
中務正裕弁護士(副会長) 五月会 400名
土屋喜輝弁護士(副会長)法友倶楽部 370名