元当会会員の逮捕に関する会長談話

 今般、渡部直樹元弁護士が、警視庁により業務上横領の嫌疑で逮捕されたとの報道に接しました。弁護士に対する信頼を著しく損なうものであり、重大な事態であると厳粛に受け止めております。
 報道によれば、渡部直樹元弁護士は、当会会員であった当時に、成年後見人として管理していた財産を横領した疑いがあるとのことです。渡部直樹元弁護士は、2014年(平成26年)3月14日に他弁護士会に登録換えのうえ、同年10月9日に、弁護士登録を抹消しました。
 当会では、不祥事の芽を早期に摘み取るべく市民相談窓口の機能を拡大し、不祥事の根絶に向けた努力を続けているところです。特に弁護士による預り金の着服については、債務整理事件、成年後見事件及び未成年後見事件など預り金を保管する業務を行う弁護士に対する監督を強化するなど、今後も弁護士に対する市民の信頼確保のために全力で取り組んでいく所存です。
2015年(平成27年)7月2日
            第一東京弁護士会 
会長   岡    正 晶
「一弁は 談話は出しても 金出さん!」

成年後見人になった弁護士が被後見人から多額の金銭を横領しキャバクラ代などに使って施設の金も払えなくなって横領がバレて逮捕されたという事件
氷山の一角だと思います。
横領が分かるのは被後見人が亡くなって預金があまりにも少ない場合など、病院や施設の支払が滞ってやっとわかるのです。巨額でなければわかりません。
この弁護士のアクドイのは、弱い人、立場の弱い人の弱みに付け込むからです。助けてあげますと近づいてきたら泥棒だったということです。
寝たきりの人、痴呆の人、障害を持つ人が助けてくださいと頼むと使い込みをするのです。これほど罰当たりなことがありますでしょうか。
そもそも、弁護士に後見人が務まるかどうかいつも疑問に思っています。東大や京大を優秀な成績で卒業し試験勉強ばかりしてきた人間が
人への思いやりや人にやさしく接することなどできると思いますか。
(なかにはできる人もいますが)
偉そうにふんぞり返って依頼者や相手方をバカにしていた弁護士が遠い
施設に行って「おばあちゃんお元気ですか?」などと言うはずがないと思います。
一度なった成年後見人を解任することはなかなかできません。
横領した後見人を推薦した弁護士会の責任はないのでしょうか
依頼した人は成年後見人を見張ってなければなりません。
何のための後見人でしょうか!?
弁護士会は何もしません。対応策も出しません。日弁連が何か対応策を講じたと言ったらそれは効果がなかったということです。
こんな後見人に当たったあなたの運がないということです
横領弁護士が逮捕されたら会長談話を出すだけです。愛媛県弁護士会は会長談話さえ出しません。
以前にまとめた成年後見人制度の改革案です
① 弁護士の情報を開示する。
会費納入状況、事務所の家賃納入状況、事務所の謄本、銀行の信用調査情報、懲戒処分歴、苦情の件数
② 定期的に後見人を調査する
弁護士ではなく税理士などが金銭の出入りをチェックする
③ 横領、使い込みが発覚した場合
所属弁護士会が弁済をする。弁済が終了するまで横領弁護士を出した弁護士会の会員に仕事をさせない。