「Google マップ」上にでたらめ書き込み、容疑の会社員ら3人を書類送検~警視庁
(2015/12/1 17:24)
グーグルが提供する地図サービス「グーグルマップ」上にでたらめな名称が書き込まれた問題で、警視庁サイバー犯罪対策課は1日、勝手に名称が引用された都内の弁護士事務所の業務を妨害したとして、軽犯罪法違反(いたずら業務妨害)容疑で愛知県田原市の会社員(30)ら男性3人を書類送検した。同課によると容疑を認め、「ネットの流れに乗りたかった」などと話している。
ほかに書類送検されたのは、盛岡市の男子大学生(21)と大阪市の無職男性(30)。送検容疑は4月、グーグルマップ上の原爆ドーム、国会議事堂、出雲大社の地点に、都内の弁護士事務所の名称を使った架空の宗教施設名を掲載。同事務所の業務を妨害したとしている。
同課によると、地図に同事務所の名称が書き込まれたことで、不特定多数の人物から同事務所に抗議やいたずらの電話が殺到した。同事務所に関するでたらめな書き込みは4月に相次ぎ、少なくとも19件確認されていた。
グーグルによると、マップ上の施設名は利用者の情報提供によって書き換えが可能。同社はいたずら防止対策を進めるとしている。
[産経新聞社]引用元
2015(平成27)年度
弁護士業務妨害に対する会長声明
今般、オンライン地図サービス改ざんによる軽犯罪法違反(弁護士事務所に対する悪戯による業務妨害)の容疑で、3名が書類送検されたとの報道がなされた。
被害者の唐澤貴洋氏は、当会に所属する弁護士である。上記事件について有罪が確定しているものではないが、同弁護士に対しては、他にも、ネット上での誹謗中傷、危害を加える旨の告知、その他種々の嫌がらせ(業務妨害行為)が続いており、過去に逮捕者も出ている。 弁護士に対するこの種の業務妨害行為は、弁護士制度に対する重大な挑戦であり、当会は断固抗議する。そして、今後も業務妨害行為に屈することなく、弁護士の使命である基本的人権の擁護と社会正義の実現のため全力を尽くす所存である。
2015年(平成27年)12月2日 第一東京弁護士会
会長 岡 正 晶
第一東京弁護士会
唐澤貴洋弁護士 ウイキ (ニコニコ)
法律事務所クロス
ねとらば (書き込み内容)