依頼2年放置の弁護士を懲戒処分 岡山弁護士会、業務停止1カ月

 岡山弁護士会(水田美由紀会長)は5日、受任した調査事務を約2年にわたり放置に近い状態にしたなどとして、会員の櫻井幸一弁護士(事務所・岡山市中区下)を業務停止1カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は昨年12月28日付。

 弁護士会によると2013年7月、着手金など計26万円を受け取り、民事訴訟に関する調査依頼を受けたが、調査活動は資料の検討と、約2年後の相手方への事案内容に関する照会にとどまった上、届いた照会の回答を依頼者に伝えなかったという。15年7月には事務所の住所や電話番号が変わったのに依頼者へ伝達せず、弁護士としての信用を損なったとしている。
  岡山弁護士会の担当委員会による聞き取りに対し、櫻井弁護士からの弁明は特になかったという。同弁護士会は「会員の倫理意識を高め、一人一人にさらなる自覚を求めたい」としている。

1月5日付山陽新聞
弁護士自治を考える会
岡山弁護士会としては珍しく厳しい処分、12月28日付け御用納め懲戒
櫻井幸一弁護士 (岡山)18623は2回目の懲戒処分となりました。
前回2007年6月(自由と正義) 訴訟相手のところから仕事の斡旋を受け戒告処分を受けています。