弁護士の嫌な事をやろうシリーズ② 素人は弁護士のいう事を聞く必要がない!
弁護士をつけず個人で相手方に請求をすることがあります。たとえば交通事故の相手方へ、不倫の相手方等々、先に「通知書」「ご通知」なる書面を相手に送ります。すると相手方は代理人の弁護士を付け「回答書」や「通知書」が返されてきます。
ご 通 知
当職は〇〇の代理人になり〇〇についての委任を受けました、
〇〇の請求については・・・・
最後に、当職らが〇〇氏の代理人となりましたので、今後のご連絡は〇〇氏ではなく、当職宛にお願い申し上げます
弁護士のいうとおりにしなくてはならないか
相手に弁護士の代理人がついて今後書面を弁護士宛におくらねばならないか・・・・
弁護士法・弁護士職務基本規程・民法に代理人に書面を送らねばならないという規定はありません。あくまで代理人弁護士からの「お願い」です。直接相手方当事者に書面を送ってもなんらぺナルティ―はありません。相手の代理人が嫌な思いをするだけ面倒なだけです。中には当時者と代理人のところに書面を送る方もいます。「こんな無能な弁護士を選んであなたの弁護士選びは間違いでしたね!」書いて送ってもぺナルティ―はありません。弁護士が一番困るのは素人です。代理人付けてくださいと言われることがありますが、しかし素人は素人の良さがあります。「お願い」なら嫌ですと断っても構いません。
双方に代理人が付いた時は、代理人が代理人に送ることになります。
弁護士職務基本規定
(相手方本人との直接交渉)
第五十二条 弁護士は、相手方に法令上の資格を有する代理人が選任されたときは、正当な理由なく、その代理人の承諾を得ないで直接 相手方と交渉してはならない。
処分されるのは弁護士ですが、こちらが依頼した弁護士が困ることはやめておきましょう。
弁護士の嫌な事をやろうシリーズ①