2020年懲戒処分者107名(2020年に処分が有効となった数)うち女性弁護士8名は過去最高の処分数
(女性弁護士2017年弁護士登録数38980名のうち7179名が女性 18,4%)
https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/jfba_info/statistics/data/white_paper/2017/1-1-1_tokei_2017.pdf
2000年からの懲戒処分データをみても女性弁護士の懲戒処分は年間1名か2名でした。2020年一気に8名の女性弁護士が処分となり過去最多となりました。
① 三浦直子 35669 東京 60期14年目 業務停止1月
ひとり事務所 初処分 処分日 2月6日
(労働事件保険申請の怠慢な事件処理)
② 森塚さやか 49459 東京 66期8年目 戒告
ひとり事務所 初処分 処分日 3月12日
(会社の事業承継の事件処理が怠慢)
11月1日 請求 49459 東京 森塚さやか 登録取消
③ 玉里有香 39962 第一東京 62期12年目 業務停止2月
ひとり事務所 初処分 処分日 3月25日
(相手弁護士に対する名誉毀損行為)
④ 吉澤雅子 14200 東京 26期48年目 業務停止3月
ひとり事務所 初処分 処分日4月20日
(相続事件の処理が怠慢)
⑤ 石丸文佳 36053 第二東京 60期14年目 戒告
桜丘法律事務所所属10名 初処分 処分日 9月4日
(依頼者の希望に沿わない事件処理)
⑥ 太田垣万里 33551 第一東京 58期16年目 退会命令
ひとり事務所 2回目 処分日 12月9日
(会費滞納)
⑦ 甲木美知子 34064 佐賀 59期15年目 戒告
ひとり事務所 初 処分日 11月11日
(自由と正義未掲載)
⑧ 藤原式子 39940 京都 62期12年目 戒告
ふたり事務所 初 処分日 12月21日 ボス弁も同時に戒告
(自由と正義未掲載)
男性弁護士のように横領・預り金を返還しないというのは少ない。(過去1名二弁太田宏美)女性弁護士で横領で除名処分は2013年岩手の渡邊栄子元弁護士以後ありません。
不得意な事案に対応できなかったであるとか相手弁護士に対する誹謗中傷などが目立ちます。取扱いが多いと思われる離婚事件に関して相手弁護士への誹謗中傷以外の処分はありません。プライドが高いゆえ依頼者にたいする態度が不遜などが処分理由が見られます。
男性弁護士は登録番号1万台~4万台後半までベテランから若手まで万遍なく懲戒処分がありますが、女性弁護士はベテランは14200東京26期48年目の1名だけで、あとは58期から62期、弁護士歴10年~18年の仕事を覚えた中堅弁護士が処分されるという傾向です。
8名のうちひとり事務所が6名、本人ひとりしかいない事務所、10名の所属弁護士がいる事務所に勤務は1名、ふたり事務所が1名、
処分者8名のうち1名だけが2回目です、過去にも何回も処分される弁護士はいません。(渡邊栄子元弁護士も一発目で除名)男性は処分された約3割がもう一度処分になります。女性弁護士で2回以上処分を受けた弁護士は今回の太田垣弁護士、非弁提携で処分された吉村弁護士2回のだけです。
女性弁護士に気を付けることは
① 登録10年~18年 登録番号3万台~4万台前半
② 女性弁護士だけのひとり事務所
③ 過去に処分歴がない弁護士、過去処分歴があっても2回目は無い。