2021年12月28日 最後の官報でございました。弁護士懲戒処分公告はなく、1月からの処分件数は106件で決定しました。
懲戒件数王座決定戦は大阪・東弁がともに18件とならび延長戦に突入しました。
延長戦は日弁連の懲戒処分の公表基準です。
日弁連懲戒の処分件数の公表基準はその年度はその年の1月から、つまり2021年は2021年1月1日以降に処分されたものに限られます『処分の効力が有効』になったという条件があります。
2021年の処分件数の1月初めに公告されたものは2020年12月に処分が有効となったもので、8件です。この数を引くと日弁連の計算ではまだ2021年の処分数は98件です。12月に処分された弁護士が官報公告に掲載されるのはだいたい2週間遅れとなります。
2021年度日弁連の公表基準の件数は予想ですが、105~108件になるのではないかと思います、
延長戦終了は処分が有効になった日が2022年1月●日となった官報の公告があった日です。
① 太田垣万里第一東京33551退会命令 処分日2020年12月9日 処分回数 2
② 野村義造 第一東京15405業務停止3月 処分日202012月9日 処分回数 2
③ 小山三代治 第二東京13385業務停止1年 処分日2020年12月16日 処分回数 3
④ 筧宗憲 兵 庫17854 戒告 処分日2020年12月16日 処分回数 初
⑤ 弁護士法人筧法律事務所 426 戒告 処分日2020年12月16日 処分回数 初
⑥ 橋本長平 京都 15088 戒告 処分日2020年12月21日 処分回数 初
⑦ 藤原式子 京都 39940 戒告 処分日2020年12月21日 初
⑧ 中山雅雄 第二東京 28947 戒告 処分日2020年12月21日 2
これより処分日が2021年になります。
大阪弁護士会は登録人数 約4800名 東京8800名という約4000のハンデがありながら、この1年誠に健闘いたしました。
依頼者、当事者が悪徳・不祥事弁護士に出会う確率は、東弁は488人に一人、大阪 266人に一人の確率になります。
弁護士懲戒処分検索センターは2021年12月20日より、名称変更された名古屋弁護士会を(現)愛知県弁護士会、横浜弁護士会を(現)神奈川県弁護士会に変更致しました。
本年も当会の官報公告をご覧いただきましてありがとうございました。
新年は1月4日の予定です。