持続化給付金など1100万円詐欺の弁護士 起訴内容を認める 広島地裁

国の持続化給付金などを騙し取った罪に問われている、弁護士の男ら2人の初公判が広島地裁で開かれ、弁護士の男は起訴内容を認めました。 起訴状などによりますと、弁護士の加島康介被告(47)と、会社役員の熊本俊二被告(57)は、共謀しておととし、加島容疑者がホテル経営をするために設立した会社の名義で、「新型コロナの影響で収入が減少した」と虚偽の内容の申請を行い、持続化給付金などおよそ590万円をだまし取るなど、合わせて1100万円以上をだまし取った詐欺の罪に問われています。 21日の初公判で加島被告は、起訴内容を認めましたが、熊本被告は、「指示に従って申請しただけ」と、従属的な立場だったと主張しました。 裁判の中で検察側は、加島被告がだまし取った金の一部について、「借りた金の返済に充てるつもりだった」などと話していると明らかにしました。 次回の裁判は11月2日に開かれます。

TSSテレビ新広島https://www.fnn.jp/articles/-/420551

弁護士自治を考える会

会員逮捕に関する会長談話(2022年(令和4年)6月24日)

広島弁護士会 会長 久 笠 信 雄 

会 長 談 話

 当会会員が、詐欺で逮捕されたとの情報に接しました。
被疑事実の真偽については、今後の捜査及び裁判の進捗を待つことになりますが、持続化給付金等を不正受給したという被疑事実が真実であるとすれば、そのような行為は到底許されるものではなく、まことに残念というほかありません。当会は、これまでも会員の不祥事防止に向けて様々な努力を重ねてきたところでありますが、会員の弁護士としての責任感と倫理意識を一層高めるための更なる努力を重ねるとともに、綱紀を保持し、弁護士の社会的信用を損なうことのないよう努めてまいります。

加島康介 登録番号35747 広島 (9月21日 日弁連検索) 

東広島総合総合法律事務所 東広島市西条朝日町13-28中井ビル1階 

業務停止2022年5月17日~6月16日  

逮捕時の報道

持続化給付金めぐる詐欺で弁護士初の摘発 2人を逮捕 認否明らかにせず 広島県警 6月23日 中国放送 報道

新型コロナの影響で収入が減った事業者などへ国が支給する持続化給付金などを、不正に受け取ったとして、弁護士の男ら2人が詐欺の疑いで逮捕されました。 警察によりますと、東広島市の弁護士 加島康介容疑者(47)と広島市南区の会社役員 熊本俊二容疑者(56)は、おととし10月、要件を満たすかのように装って持続化給付金の申請をして、おととし11月、200万円をだまし取ったほか、おととし11月から12月の間、要件を満たすかのように装って家賃支援給付金の申請をして、おととし12月、およそ391万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。 広島県警によりますと、弁護士が、持続化給付金、また家賃支援給付金の詐欺で摘発されるのは全国で初めてだということです。

中国放送https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/77976?display=1

お金に困っていたようです。業務停止1月の懲戒処分

法律相談料を不正に受けとる 男性弁護士を懲戒処分 広島弁護士会 

広島弁護士会は、実際に行っていない法律相談料を不正に受け取ったとして男性弁護士を懲戒処分にしたと発表しました。 懲戒処分となったのは、広島弁護士会所属で東広島市に事務所を置く加島康介弁護士です。 広島弁護士会によりますと、加島弁護士は3年前、法テラスが開いた1回の案件につき3回まで無料で相談が受けられる相談会に参加。その際、相談者から1回しか相談を受けていないのにも関わらず、3回分の相談料を法テラスに請求したということです。 加島弁護士は正当に受け取れる1回分に加えて、2回分の請求のうちの1回分、5500円を不正に受け取ったということです。 その後、相談者から2回目の相談をうけていた別の弁護士が相談料を法テラスに請求した際に不正が発覚。加島弁護士は受けとったお金を全額返金したということです。 これをうけ広島弁護士会は加島弁護士を5月13日付で業務停止1か月の懲戒処分としました。 一方で、加島弁護士側は、今回の処分を不服とし、日弁連に対して、異議を申し立てる方針だということです。

tssテレビ新広島https://news.yahoo.co.jp/articles/71b9e4e8df517ba45edfba22577602a9334e353f