弁護士自治を考える会

弁護士の懲戒処分を公開しています。日弁連広報誌「自由と正義」2022年10月号に掲載された弁護士の懲戒処分の公告・福井弁護士会・川上賢正弁護士の懲戒処分の要旨

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処分理由・遺言執行者の怠慢な事件処理

2002年度 福井弁護士会会長(平成14年)

ベテランの先生ですが、めんどくさかったのでしょうか?難しい案件だったのでしょうか?最近、相続事件でこのような弁護士の処分が目につくようになりました。

懲 戒 処 分 の 公 告

福井弁護士会がなした懲戒の処分について、同会から以下のとおり通知を受けたので、懲戒処分の公告及び公表等に関する規程第3条第1号の規定により公告する。

          記

1 処分を受けた弁護士氏名 川上賢正 

登録番号 20833

事務所 福井市宝永4-1-1 

川上・野坂・安藤法律事務所

2 懲戒の種別 戒告 2023年9月19日 (日弁連異議申立 業務停止1月に変更)

3 処分の理由の要旨

被懲戒者は、遺言執行者である相続人Aから委任を受け、不動産の換価等の遺言執行業務を行い、2016年8月にその業務を終了したところ、2018年夏頃から複数回にわたり、相続人Bの代理人弁護士から、被懲戒者の行った業務の処理内容について問合せがされ、翌年には、Aが新たに選任した代理人弁護士からも、遺言執行に関する資料の開示依頼がされたにもかかわらず、2018年12月に回答した以降、相続人への一切の説明及び資料の送付を拒んだ。

被懲戒者の上記行為は、弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位を失うべき非行に該当する

4処分が効力を生じた日 2022年3月29日 2022年10月1日 日本弁護士連合会