2022年 懲戒処分データ ② 2022年女性弁護士の懲戒処分が過去最多になった

2022年9月30日現在の日弁連の弁護士の登録数は44022名となりました。女性の占める割合は約20%前後ですから8000人から最大1万人の間でしょう。

2022年の懲戒処分者は104件(官報公告 12月27日時点)うち女性弁護士は9名でした。もう少し多くあってもと思いますが、それでも過去最高となりました。

処分件数8件、全て戒告です。(女性弁護士というとジェンダー平等に反しますので当会は「弁護士女子」、略してお弁女さんと呼ばしていただいています。)

お弁女さん 9件 12月27日現在
氏 名     登録番号 所属   処分  処分日  処分回数
①村上恵美子 19528 大阪  戒告  1月15日 初  
未払い残業代金請求事件の怠慢な事件処理 放置
②塚本まみ子 24113 東京  戒告  2月18日 初 
守秘義務違反
③和賀弘恵  50035 京都  戒告  2月4日  2    
依頼者の承諾なく家裁に文書提出
④齋田紀子  31871 東京  戒告  4月20日 初 
遺産分割協議事件  放置    
⑤笠野さち子 29091 第二東京戒告  9月6日  初  
自由と正義 掲載未定
⑥内谷利江  18934 東京  戒告  10月25日 初    
自由と正義 掲載未定
⑦齋村美由紀 40879 広島  戒告  11月21日 初  
自由と正義 掲載未定
⑧山崎弘子  30651 兵庫  戒告  11月18日 初    
自由と正義 掲載未定 
⑨ 佐藤綾子 36762 東京  戒告  12月12日 初
自由と正義 掲載未定

過去の懲戒処分

除 名

過去、除名処分を受けた弁護士81件中 女性弁護士1件

①渡邊栄子 17929 岩手 2013年6月  横領等

退 会 命 令
①早野進子  27698 東京 2016年2月   会費滞納

②太田垣万理 33551 第一東京 2021年4月  会費滞納 (2回目)

③田中純子  24827  東京 2021年6月 会費滞納

懲戒処分を2回受けた女性弁護士  
①吉村亮子  (千葉)   戒告1 業務停止1   
②太田垣万理(第一東京) 業務停止1 退会命令1 
③澤田久代 (神奈川) 戒告1業務停止1
④和賀弘恵 (京都)  戒告2

「女性弁護士(お弁女さん)の懲戒処分」弁護士自治を考える会 2022年10月更新

日弁連公表資料

pdf] ❶ 弁護士人口 

 

 

女性の弁護士が得意とする分野は家事事件、特に離婚事件が多いようです。

子どもの連れ去りを示唆した。子どもに会わせない、この理由で処分されたケースは過去1件もありません。(男女とも)依頼者の希望に沿った弁護活動であるからと処分はしません。それどころか、子どもに会わせないことで報酬を得ているお弁女さんが毎年のように日弁連副会長に就任するのが現実です。