2022年弁護士懲戒処分 1月1日~12月29日までに官報に処分公告として掲載された総数は105件となりました。
(総評)4年連続100件超えの記録も達成できました。弁護士の業務についての苦情や横領事件、わいせつ事件等の不祥事に対する対策も対応もしません。日弁連は弁護士が増えた(44000人)のに毎年100件の処分であればこれは不祥事は減っていると考えているのでしょう。処分した数が104件ですが、仲間の庇い会いで本来は処分すべき事案が絶対にあったはずです。東京弁護士会が調査があってからトップの座は譲りませんが、2022年は常に2位の地位に甘んじていた大阪が3位に後退し第一東京が準優勝そして兵庫が8件と大躍進しましたが一人の弁護士が5件の処分を受けたためです。東弁では弁護士登録後から67年経って初の処分という処分もありました。弁女さんが9件とこちらも最高記録でした。釧路弁護士会が創設以来初の処分者を出しました。
懲戒処分の内訳
戒告   66件 
業務停止 32件
退会命令 6件
除名処分 2件
弁護士会別処分者 トップ9(全28弁護士会)
  今年も東京!
①東京     18件 業務停止4 戒告13 退会命令1 弁女4
②第一東京   11件 業務停止7 戒告4 
③大阪     10件 除名1 退会命令1 戒告8 弁女1 
④兵庫      8件 業務停止2 戒告6 弁女1 
⑤第二東京    6件 退会命令1 業務停止1 戒告4 弁女1 (二弁と福岡は同数ですが退会命令がある二弁が優勢勝ち)
⑥福岡      6件 業務停止2 戒告4 
⑦愛知      5件 退会命令1 業務停止2 戒告2 
⑧神奈川     4件 業務停止2 戒告2 
⑨京都      3件 退会命令1 戒告2 弁女1 
処分回数
初 76 2回目12 3回目7 4回目4 5回目1 6回目3 7回目1 8回目1