「元妻をSNSで執拗に誹謗中傷」、元棋士の被告に懲役1年6月を求刑
SNS(交流サイト)上で元妻を中傷する書き込みをしたとして、名誉毀損(きそん)の罪に問われた将棋の元棋士で無職の男(40)の論告求刑公判が1日、大津地裁(畑山靖裁判長)で開かれた。検察側は懲役1年6月を求刑し、弁護側は無罪を主張して結審した。判決は23日。 起訴状によると、2021年8月、自身のツイッターに元妻(32)や家族の写真を載せ、「仕事と子どもを奪い取り、絶対に許せない」などと投稿。昨年11月には「僕の全てをつぶした殺人鬼」などと投稿した、としている。
検察側は論告で、「元妻が犯罪行為に及んだと一方的に決めつけ、SNSで激烈な言葉で執拗(しつよう)に誹謗(ひぼう)中傷した」と非難した。 一方、弁護側は、21年の投稿について、民事で和解が成立しており名誉毀損には当たらないと反論。昨年の投稿は、被告が当時使用していたスマートフォンにツイッターのアプリがインストールされておらず、書き込みはできなかったと主張した。https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1037250
弁護士自治を考える会
ネット版には被告人の氏名が記載されていませんが本誌には棋士の氏名が掲載されています。藤井七冠達成の日にこのような裁判記事が載るのも、同じ棋士でありながら、彼の人生を変えてしまったのはなにか?、
2023年1月 大津警察署
今年の1月、大雪が降った関西地方、まだ裁判が始まっていない時期に元棋士の容疑者に面会に行きました。神奈川から杉山弁護士と同じような境遇の当事者と3人で大津警察署に向かいました。
接見できたのは杉山弁護士だけでしたが、彼の様子も聞くことができました。
当事者の団体は有名な元棋士が子どもを連れされ会えないと彼を広告塔のように扱ったのは事実、逮捕され、サアーっと引いてしまったのも事実、しかし表に出ない形で彼を支援し続けているのも事実です。
私たちができるのは裁判費用のカンパ程度です、ある当事者団体もカンパを集めて杉山弁護士にお渡ししました。当会も些少ですがカンパさせていただきました。
離婚当事者の方は決して彼を見捨てたわけではありません。
刑事裁判には二つの方法があります。
① 罪を認めて情状酌量で刑罰を軽くする執行猶予を得る
② 無罪主張
今回は無罪主張という裁判になりました、弁護人との協議でその方向にしたのでしょう。ただし、無罪主張の場合は反省が無いということで厳しい判決になることも予想されます。
傍聴に行くことはできませんでしたが、なぜ彼がここまで追い込まれたのか、将棋一筋の人間が、子どもを連れ去られ、子どもに会えない、すべて初めての経験、
メンタルが大事な棋士にとって将棋どころではなくなった、将棋しか知らない彼が将棋を捨てるはめになった。一般人には理解できないかもしれません、
そして婚費、養育費、財産分与を妻側から求められ子どもに会えないのになぜか!
誰が彼をここまでの犯罪者に仕立てたのか・・・裁判でしっかり語られたのでしょうか、
妻側にも支援者がいます。
その中で子どもに会わせない離婚弁護士もいます、名古屋の離婚弁護士は、「それみたことか、こういう人間をかつぎ挙げた弁護士、当事者団体は愚か」という趣旨のtweetを投稿しましたが、弁護士は本来加害者側に寄り添うものです、加害者、被告人のために働くのが弁護人、弁護士の務めです。
被告人がなぜこのような犯罪行為に手を染めたのか、被告人にも同情すべき点があったのではないか、これは刑事弁護になる弁護士の本分ではないでしょうか、弁護士であれば、「裁判の行方を見守りたい」というか、何もコメントしないかです。
一般人と同じようにコメントするのであればバッジを外しなさい。
一部の離婚弁護士は弁護士の本分を忘れているのではないでしょうか