国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金など計約1990万円を不正に受給したとして、詐欺罪に問われた広島県東広島市の弁護士加島康介被告(48)に、広島地裁は27日、懲役3年6月(求刑6年)の判決を言い渡した。一部を共謀した広島市の会社役員熊本俊二被告(57)の判決は、懲役3年、執行猶予5年(求刑4年)。
石井寛裁判長は判決理由で、簡易・迅速に行われた給付金制度を悪用したと批判。加島被告について「犯行を立案した首謀者。高い規範意識を持つべき弁護士にもかかわらず、巨額を詐取し、厳しい非難は免れない」と述べた。熊本被告には、従属的な立場だったとして執行猶予を付けた。
共同
国からの給付金約2千万円を詐欺とはいえ弁済しているとの報道もあり執行猶予が付くのではないかと予想していましたが,求刑6年では実刑も仕方ないところ、被告人にとっては厳しい判決でした。
上告するのではないかと思います。
2022年(令和4年)6月24日
広島弁護士会 会長 久 笠 信 雄
当会会員が、詐欺で逮捕されたとの情報に接しました。
被疑事実の真偽については、今後の捜査及び裁判の進捗を待つことになりますが、持続化給付金等を不正受給したという被疑事実が真実であるとすれば、そのような行為は到底許されるものではなく、まことに残念というほかありません。当会は、これまでも会員の不祥事防止に向けて様々な努力を重ねてきたところでありますが、会員の弁護士としての責任感と倫理意識を一層高めるための更なる努力を重ねるとともに、綱紀を保持し、弁護士の社会的信用を損なうことのないよう努めてまいります。
加島康介 登録番号35747 広島
東広島総合総合法律事務所 東広島市西条朝日町13-28中井ビル1階
新型コロナの影響で収入が減った事業者などへ国が支給する持続化給付金などを、不正に受け取ったとして、弁護士の男ら2人が詐欺の疑いで逮捕されました。 警察によりますと、東広島市の弁護士 加島康介容疑者(47)と広島市南区の会社役員 熊本俊二容疑者(56)は、おととし10月、要件を満たすかのように装って持続化給付金の申請をして、おととし11月、200万円をだまし取ったほか、おととし11月から12月の間、要件を満たすかのように装って家賃支援給付金の申請をして、おととし12月、およそ391万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。 広島県警によりますと、弁護士が、持続化給付金、また家賃支援給付金の詐欺で摘発されるのは全国で初めてだということです。
中国放送https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/77976?display=1
https://jlfmt.com/2022/01/25/54873/