【速報】暴力団が「示談を強要」と認定、慰謝料支払い命令 みかじめ料巡り京都地裁
地裁は、弁護士が作成した示談書であっても、背後に暴力団の「威力」があれば、その効力は否定されると判断した。一方、みかじめ料自体は任意で支払ったものとみなし、不法行為とは認定しなかった。
判決によると、男性は2019年1月~20年5月、当時指定暴力団神戸山口組傘下の暴力団員の男に、みかじめ料計340万円を支払った。その後、京都府警に被害届を出したが、男は知人を通じて取り下げるよう要求。弁護士事務所に連れて行き、示談書を作った上、和解契約に応じさせるなどした。 男性は、みかじめ料の支払いや示談を強要されたとして、使用者責任を問い、神戸山口組の組長ら3人を相手取って提訴していた。 菊井裁判長は判決理由で、示談の強要について「暴力団員であり加害行為を実行しかねないことを前提にしており、意思決定の自由や財産権を侵害した」として違法性を認めた。その上で、金銭の返還を免れるために「指定暴力団員の地位を利用した」とみなし、使用者責任もあるとした。
引用京都新聞 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1147466
弁護士事務所に連れて行き示談書を書かせた。どんな方がどんな依頼を受けていようが、弁護士は依頼者のため示談書を書かせます。お仕事ですから、処分されることはありません。一般企業で反社と付き合いがあればどうなるでしょうか、弁護士だけは不問です。
恐喝事件の被害届を取り下げさせたとして、京都府警組対2課と山科署などは3日、強要と証人威迫の疑いで、特定抗争指定暴力団神戸山口組系の組長の男(56)=住所不定=ら6人を逮捕した。
逮捕容疑は共謀して昨年10月7~8日、京都市東山区のキャバクラを経営していた男性(26)が東山署に出した組員らによる恐喝事件の被害届について、中京区の飲食店に男性を呼び出して「被害届なんか出したら京都で仕事はできないぞ。取り下げろ」などと約5時間にわたって脅迫。同区の法律事務所で示談書を作成させた上で、東山署で被害届を取り下げさせた疑い。6人は容疑を否認している。 府警は、男性から225万円を脅し取ったとして、恐喝容疑で組員ら4人を今年7月に逮捕していた。
どんなお方さんであろうと、どんなご依頼であろうと、お金さえいただければ、どんなことでもさせてもらいます。おおきにどす。 京都弁護士会一同