近時、仮想通貨詐欺や国際ロマンス詐欺等の被害に遭われた方々に対して、実在する弁護士や法律事務所（そのスタッフや関係者など）を名乗る人物から連絡があったという事例が当会に数多く寄せられています。
　当会に寄せられた情報によれば、「詐欺グループが捕まったので被害金が返せることになった」「返金手続のために供託金や証拠金が必要だ」などと説明され、匿名性の高いＳＮＳを使うよう指示されたり、一定の金額の支払を要求されたりするようです。
　中には、実在する弁護士の顔画像を無断で使用したウェブサイトを開設して法律事務所を装い、詐欺被害に遭われた相談者を募集するケースも確認されています。
　このような弁護士に成りすました詐欺被害に遭わないよう、弁護士に相談したり依頼したりする場合には、日弁連の弁護士検索サイト等を利用した上で、登録事務所に連絡するなどして、弁護士である資格を十分にご確認ください。