2月11日 岐阜で開催された自殺予防のための講演会
講演終了後、参加者からの質問『DVは男性だけでなく女性からのもあるのではないか』の回答
講師の岡村晴美弁護士のひとりしゃべりが続いています。
第4弾です。
岡村 無理心中の被害で過去600人以上の子どもが被害に遭っているんです。先ほどご紹介した面会交流中の殺人事件も2人とも自殺しています。これはどうしたら防げるか、フランスのように早い段階でちょっとおかしいなと感じた段階で離婚するとか、そういったことにしないと、引き離さないと危険だっていうことになってしまうんです。
だから、私はその自殺を防止するために、子連れ別居を制限するなんてことをしたら、ますます自殺に向かう加害者、被害者を増やすだけです。これはだから絶対やってはいけないことです。
で、その子どもと別居する、えー、ことに対して深い悲しみがあります。すごくわかります。悔しい気持ちがあります。わかります。
だけど、だからといって面会交流というのはやれるわけです。で、やれないのは、それはもう私にいわせるとですね、わざわざ嫌われるような交信をとる人達がいる。
例えば、子どもの転園、転校の阻止、親権者の承諾も得ずに勝手に転園した、転校したという、それから学校や保育園の先生に直接連絡する、学校行事におしかける。通学路で待ち伏せる。支援措置をとった人たちに対して住所を突き止めてお前の住所は知っているんだと告げる。居場所をつきとめる。刑事告訴する。児童相談所に通告するその子どもを連れ出して別居した配偶者の親族や弁護士や支援者に攻撃する。
子どもの言っていることに耳を傾けない、自分がそうやって子どもが拒否されたことを片親疎外だと言って、単独親権制度のせいだ、連れ去りビジネスをしている弁護士のせいだ。こういうやり方をしていたら、完全に断絶するんです。
いいですか、DV被害者が子どもに会わせてもらえない(??)、ほんとそれは、ほんとうに合わせてもらえない会わせてもらう方法はふたつしかない!
ひとつは、ちゃんと優等生の方針で、子どもの面会調停交流をまず、やる。それでも会わせてくれない、もう1回やるんです。で、もう1回やって、そうすると具体的に決めてもらえます。
で、もう1回、まだ会わせてもらえない時、間接強制でお金を取るんじゃなくて親権者変更をやるんです。そうすると、親権者変更か子どもに会わせるかの二者択一となり、必ず、必ず、子どもと会えます、
その、その間に押しかけとかそういう余分なことをやったらダメです。お金をとるとかやっちゃだめです。そういう、それは屈服ではないんです。なぜなら面会できないのは、加害者のせいで、できないんですから、でも加害者を、加害し、あとで。。
ひとつ言い忘れていますけど、DV加害者からの連れ去りも子どもが幼少であれば、を自分のところに自分が単独監護者、単独親権者になるという申立てができます。
しかしこれはリスキーです、なぜなら連れて行った方に親権やらなにやら認められちゃったら、すごく敵対的な関係になるわけです。この見極めがとうちゃんとアセスメントできるかがプロです。プロに頼まないとダメです。
弁護士バッジをしていれば誰もがこの問題に詳しいわけではありません。私は、この問題について自分の考え方というものがあって、それ、それが支持されて、えーこういう難しい事件をいくつもやってきました。だからここで、言っているのは有料級のアドバイスをしています。
まだまだ、岡村先生の会場からの質問「DVは男性だけでなく女性からも・・」の回答が続きます。
⑤に続く