五十嵐幸弘弁護士・訴訟手続き10年放置
2010年09月18日
11年前にがんで夫を亡くした天童市の女性(52)が「末期がんであることを告知されず、精神的苦痛を受けた」として病院側に損害賠償を求める裁判を起こそうとしたが、代理人となった弁護士が10年近く手続きを怠ったまま放置していたことがわかった。弁護士は「弁解の余地はない」と謝罪する一方で、提訴は断念。その後、民法上の時効(10年)で請求権を失った女性は「信頼した医師に裏切られ、弁護士にも裏切られた」と憤っている。
女性の夫(当時40)は1999年6月、山形大医学部付属病院で死亡した。女性によると、98年12月末に肺がんの手術を受け、約2週間後に退院した。執刀医は「手術は大成功だった」「転移はない」と明言したという。だが夫はすぐに不調を訴え、99年3月末の超音波検査で膵臓(すい・ぞう)にしこりが見つかり、再入院した。 女性は病状を何度も尋ねたが、医師は「転移かどうかは分からない」の一点張りだったという。5月にいったん退院したが、すぐ再々入院し、約2週間後に亡くなった。
死亡診断書の死因は「肺がん」だったが、医師は死亡直後に「あまりに容体が悪く、本当のことを言えなかった」と明かしたという。女性は「末期の膵臓がんとわかっていたはずだ」と考えている。 「医師は『いい方向にいっている』と言い続けていた。余命を告知してくれたら、死に向かう日々をもっと充実して過ごせた」と悔しがる
女性は同年11月、「本当のことが知りたい」と、山形市の佐藤欣哉弁護士に相談。五十嵐幸弘弁護士を紹介され、損害賠償を求めることを決めた。
五十嵐氏は翌2000年、山形地裁に病院のカルテやレントゲン写真などの証拠保全を申請して認められたが、その後、女性への連絡が途絶えたという。
「『こちらから連絡する』という弁護士の言葉を信じて待ち続けた」という女性は、昨年2月に五十嵐氏と面会。「損害賠償は無理と判断したので、連絡しなかった」
と釈明されたという。
事態を知った佐藤氏は昨年4月、山大学長に損害賠償請求する旨を通知し、時効とならない措置を講じた。だがその後、専門医の知見などから改めて「裁判は無理」と判断。五十嵐氏を紹介したことについては女性に謝罪した。
朝日新聞の取材に、五十嵐氏は「訴訟は無理だと早く言うべきだったが、お気の毒過ぎて告げられなかった。今後も誠心誠意、対応していく」と述べ、訴訟を断念した理由については「膵臓がんを見つけていたとしても延命はできなかった」などと説明した。
朝日
弁護士自治を考える会
弁護士非行専門ブログです
ちょっと放置が長いようです。10年は長いいろいろ言い訳してるようですが
弁護士としてきちんとした対応をするのは当然この先、山形県弁護士会は懲戒処分をすることは
どうでしょうか?元会長さまでございますから、山形の弁護士はみんな知らんぷりではないでしょうか
山形県弁護士会会長をおつとめになりました【2008年度】
20513 | 弁護士 | 五十嵐 幸弘 | 山形県 |
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