東京イレッサ訴訟2人上告できず 弁護団ミスで
肺がん治療薬「イレッサ」の副作用をめぐる東京訴訟で、死亡した患者3人の遺族原告4人のうち2人の上告手続きが、訴訟費用に関する弁護団のミスで打ち切られていたことが10日、分かった。公表した弁護団は既に2人に謝罪し「支援していただいた方におわびする」としている。
弁護団によると、原告側は昨年11月に東京高裁で逆転敗訴後、4人全員が高裁に上告状を提出。うち2人は、
上告費用猶予を求める「訴訟救助」の申し立てが昨年12月1日付で退けられ、手数料を求める書面が原告団事務局長の弁護士に届いた。
だが、事務局長が支払わないまま期限を過ぎたため上告が却下されたという。
朝日では
弁護団が印紙代払い忘れ イレッサ訴訟2遺族、敗訴確定
弁護団によると、裁判所から印紙代を昨年12月7日までに払うよう求められたが、連絡を受けた担当弁護士が確認しないまま期限を過ぎてしまい、翌8日付で上告が却下されたという。弁護団は「原告に心からの謝罪を申し上げ、ご理解をいただいた。支援を頂いた多くの方々に心よりおわび申し上げます」との談話を出した。
これも単純なミスと弁護士はいうのでしょうね
弁護士は毎日のように仕事がありますが、被害者は一生に1回の裁判かもしれません。お気の毒ですが敗訴確定となりました
おわびしてオシマイでしょうね、懲戒処分申出しても戒告が取れれば最高
薬害イレッサ原告団のお詫び
薬害イレッサ訴訟上告審手続きに関するご報告とお詫び
2012年1月7日
薬害イレッサ東日本訴訟弁護団
団 長 白 川 博 清
事務局長 阿 部 哲 二
(連絡先)城北法律事務所(担当 阿部)
事務局長 阿 部 哲 二
(連絡先)城北法律事務所(担当 阿部)
薬害イレッサ訴訟につきましては、昨年11月15日、東京高等裁判所第10民事部おいて、一審原告4名の請求を全て棄却する判決が言い渡され、これに対し、11月17日、一審原告4名は上告状及び上告受理申立書を提出しておりました。しかし、12月8日付で、このうち2名の方々につき、上告状及び上告受理申立書を却下する決定を受け、この決定に対する許可抗告についても本日、却下する決定の送達を受けました。
このような経過となりましたのは、昨年12月1日付で4名の一審原告の内、原告番号3及び4の方々につき、訴訟救助申立を却下する旨の決定とともに、印紙代を5日以内の12月7日水曜日までに納付するよう補正命令が出され、同月2日に上告手続を担当していた東日本訴訟弁護団事務局長阿部が送達を受け、事務職員に印紙代の納付を指示しましたが、事務職員が失念し期限内に納付せず、事務局長において期限までに納付したのか確認を怠ったため、納付期限を徒過したことによるものです。
このような期限の遵守については弁護団事務局長の責任において厳重に確認すべきところであり、その監督不行届によりこのような事態を招きましたことにつき、弁護団として、原告番号3及び4の方々に、経過報告と心からの謝罪を申し上げ、幸いご理解をいただきました。 薬害イレッサ訴訟にご理解とご支援を頂きながらこのような事態をまねきましたことに心よりお詫び申し上げます。
東日本訴訟は、原告団の理解を得て、2名の患者のケースにつき遺族2名が訴訟を続け(請求額総
額6600万円)、これまでの原告団の団結を維持しながら、東京高等裁判所の不当判決を正し、薬害の根絶につながる正しい司法判断を求めていく所存です。 このような事態を招きましたことを深くお詫びし、以上ご報告申し上げます。
額6600万円)、これまでの原告団の団結を維持しながら、東京高等裁判所の不当判決を正し、薬害の根絶につながる正しい司法判断を求めていく所存です。 このような事態を招きましたことを深くお詫びし、以上ご報告申し上げます。