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京都弁護士会 死刑廃止決議を否決

 京都弁護士会(小川達雄会長)は8日、京都市内で臨時総会を開き、執行部が提案した死刑制度の廃止を求める決議案を否決した。採択されれば、全国の弁護士会として制度廃止を意見表明する初の機会だったが、3時間を超える議論で異論が相次いで出され、出席した会員227人のうち賛成は80人にとどまった。
 執行部の決議案は、過去の冤罪(えんざい)事件を挙げて「刑事裁判を人間が行う以上、誤判は完全になくせない。誤った死刑の執行は取り返しがつかない」などとした。
 この日の総会では、死刑存置派が「被害者遺族の感情を考慮すべき」と主張、「個人の思想の自由を弁護士会で制約するべきではない」との意見も出された。
 小川会長は「死刑の論議は国内外で重要性を増しており、引き続き議論するべきだ」と話した。
2012年3月9日 読売)
弁護士のすべてが死刑廃止論者ではないということだ
京都弁護士会としたらいち早く全国に向けて死刑廃止ということをアピールしたかったことでしょうが
光市事件や最近の残忍な事件を見て多くの弁護士も死刑存続の声を上げたということでしょう
確かに冤罪ということもあるでしょうが、弁護士個人の考え方まで弁護士会が統一するのはおかしいという
意見ももっともだと思います。弁護士会の意見を会員に押し付けてはいけないと思います
世間の考え方も柔軟に取り入れていくことの方が大事と私も思います
その急先鋒は先日の更新料裁判でも活躍された田中伸弁護士。京都弁護士会の懲戒委員でもあります
(更新料は有効だという方)