着手金不当受領:弁護士懲戒処分−県弁護士会 /熊本
毎日新聞 2014年03月15日 地方版
 遺産の処分を巡って着手金約2200万円を不当に受け取ったなどとして、県弁護士会は14日、熊本市中央区安政町の「安政町法律事務所」に所属する木原武士弁護士(40)を業務停止2カ月の懲戒処分にした。県内の弁護士に対する懲戒処分は今年度2件目。
 弁護士会によると、木原弁護士は県内の高齢女性=2013年1月に死亡=から、全ての遺産を1人の親族に相続するとしていた遺言書を、全て寄付するとの内容に変更するよう依頼を受けた。
 その後、新たな遺言書の有効性を巡って紛争が起きていないにもかかわらず、11年9月から12年6月にかけて遺産処分に関する法律事務の着手金として計約2200万円を受け取るなどしたとしている。
弁護士自治を考える会
紛争がないにもかかわらず紛争があるとして高額な報酬を受けとったという処分の内容。
木原武士弁護士 37434
『安政町法律事務所』HP