【衝撃事件の核心】
弁護士「変死」、不明金・裏金2億円…「創業家が食い物」社会福祉法人は“疑惑のデパート”か
兵庫県三田市の社会福祉法人「三翠会」と創業家の土地取引の流れ。後に変死体で見つかるY弁護士に加え、政治団体のFとIや創業家と関係ないKとHなど背後にさまざまな人物が入り乱れ、複雑な経緯をたどった
高齢者施設の建設工事をめぐり、兵庫県三田市の社会福祉法人「三翠(さんすい)会」で2億円もの使途不明金や裏金の存在が明らかになった。税金が優遇される公益法人による不正支出に対し、県と市は7月、特別監査を実施した。しかし、三翠会の問題はこの建設工事だけではない。法人の身売りをめぐって多額の賠償金の支払いを求められた創業家が、不明朗な土地取引を実行することで、三翠会の資金1億円超を創業家の個人資金に換えていた疑いも浮上しているのだ。三翠会の台所はもはや火の車だが、土地取引に関係した弁護士の「変死」も新たに発覚するなど疑惑は尽きない。(南昇平)
「煙のごとく捜査を消すことができる」
「Y弁護士が死亡した件で大阪府警捜査4課が内偵し、明日にもあんたらを逮捕して取り調べる。逮捕されたら三田に戻って暮らされへんようになるし、三翠会も取りつぶしになる」
サンケイのスクープです。記事では大阪弁護士会のY弁護士となっていますが、過去に報道されています。この人しかいないと思います。
暴力団絡む強制執行妨害事件で指名手配中 山口組系暴力団組長らによる強制執行妨害事件に絡み、大阪弁護士会所属の弁護士が6月から行方不明になっていた問題で、大阪府警捜査4課は29日、共犯として指名手配していた弁護士、山本恵一容疑者(57)が死亡していたと発表した。大阪市港区の安治川河口で6月7日に発見された身元不明の水死体が山本容疑者と確認された。府警は強制執行妨害容疑などで容疑者死亡のまま書類送検する方針。 調べでは、山本容疑者は三重県四日市市の不動産会社社長(56)、暴力団組長(54)ら4被告と共謀。不動産会社が法務局に供託した営業保証金1000万円の差し押さえが迫った平成19年8月、公証人に虚偽の公正証書を作成し、債権者による差し押さえを妨害した疑い山本容疑者は4人が逮捕された2日後の6月3日ごろ所在不明になっていた。その後、安治川河口付近で6月7日に見つかっていた身元不明の男性水死体が山本容疑者に似ていることが判明し、今月下旬に遺族らが確認した。遺体に外傷などはなかったという。 大阪弁護士会によると、山本容疑者に対しては、事件処理を放置しているなどとして30件の懲戒請求が出ていたという。同弁護士会は29日午後、「(死亡は)誠に残念。会員の更なる弁護士倫理順守の徹底に向け、今後いっそうの努力を重ねる」とする上野勝会長名の談話を発表した
(当時もサンケイのスクープでした)
山本恵一 登録番号 15726
大阪市中央区高麗橋
山本・平井法律事務所
自宅・西宮市六甲
大阪市中央区高麗橋
山本・平井法律事務所
自宅・西宮市六甲
当会の山本恵一会員は,平成20年6月3日ごろから所在不明で連絡もとれない状態であり,事件処理をできない状況であることをお知らせします。
当会としては,山本会員に依頼されている方で,他に適当な弁護士が見つけられない場合には,当会の総合法律相談センター(06-6364-1248)にご連絡下されば,相談対応などの弁護士を紹介いたしております。
2008年(平成20年)6月13日
大阪弁護士会
会長 上 野 勝
山本恵一弁護士公開捜査 2008年6月30日