2019年12月27日官庁御用納めとなり弁護士懲戒処分官報公告2019年1月7日~12月27日総数101件になりました。
((注)日弁連の処分者数の公表基準は処分が有効になった日が2019年1月以降となっており12月27日で90件です。2月初め頃に2019年分が終了し公表されます。)
処分件数100台を回復した日弁連
処分件数は今年も東京弁護士会が17件と逃げ切りVを果たしましたが、会員数でハンデがある大阪が下半期粘って東弁を追い上げました。大弁会過去最多の15件を出しましたが、惜しくも2件届きませんでした。(会員数東弁約8400名 大阪4619名 二弁5605名)
処分が取りにくい二弁も2019年は例年並み12件の処分でした。毎年上位の福岡、愛知も例年並みでした。神奈川は4件と例年並みでしたが中でも退会命令2件が際立っています。茨城が頑張って3件、上位経験もある沖縄、札幌が1件と寂しい結果となりました。
個人部門では常連の福岡、茨城の名物弁護士がついに退会命令となりました。香川で現役最多の9回の処分が出ました。来年2020年は過去・現役最多新記録の期待が湧きます。
登録番号別では2万番~3万番代の懲戒処分が36件、次に1万~2万代の21件と3万~4万の15件と仕事を覚えた登録後10年以上のベテランが処分されるという一般社会とは違う傾向となっています。
1月12件 2月12件 3月6件 4月11件 5月8件 6月11件
7月4件 8月10件 9月2件 10月10件 11月7件 12月12件
戒告 65
業務停止 29
退会命令 6 (神奈川2)(福岡)(茨城)(大阪)(第二東京)
除名 1 (東京)法人
東京 17 除名1 戒告10 業務停止6
大阪 15 戒告10 業務停止4 退会命令1
第二東京 12 業務停止3 戒告8 退会命令1
第一東京 8 業務停止6 戒告2
福岡 6 業務停止3 戒告2 退会命令1
埼玉 5 業務停止2 戒告3
神奈川 4 退会命令2 戒告2
京都 4 戒告3 業務停止1
茨城 3 戒告2 退会命令1
千葉 3 戒告3
愛知 3 戒告3
福島 2 戒告2
香川 2 戒告1 業務停止1
熊本 2 戒告1業務停止1
静岡 2 戒告2
山梨 2 戒告2
金沢 1 業務停止1
島根 1 戒告1
三重 1 戒告
長野 1 戒告
仙台 1 戒告
群馬 1 戒告
新潟 1 業務停止
札幌 1 戒告
愛媛 1 戒告
沖縄 1 戒告
注 弁護士法人 1 東京 除名
10000 以下 4
10000~20000 21
20000~30000 36
30000~40000 15
40000~50000 11
50000~55000 3
55000~