「侮辱的で、遺族をさらに傷つける」 岡口判事に2度目の戒告

殺人事件の遺族をフェイスブック(FB)の投稿で侮辱したとして、仙台高裁から懲戒を申し立てられた岡口基一判事(54)の分限裁判で、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)は26日、戒告とする決定をした。13人全員一致の結論。岡口氏が分限裁判で懲戒を受けるのは2回目。  岡口氏は「自らの見解を表明するための表現行為」などとしていたが、大法廷は「投稿は侮辱的で、遺族をさらに傷つける。犯罪被害者や遺族の心情を理解できない裁判官ではないかとの疑念を抱かせ、裁判官に対する国民の信頼を損ねる言動だ」と指摘した。  岡口氏は、東京都江戸川区で高校3年の岩瀬加奈さん=当時(17)=が殺害された事件をめぐってツイッターに不適切な投稿をしたなどとして、平成30年に当時所属していた東京高裁に厳重注意を受けた。  仙台高裁に異動後の昨年11月には、「遺族は俺を非難するようにと東京高裁事務局に洗脳された」などとFBに投稿。同日は加奈さんの命日で、遺族が仙台高裁に抗議し、高裁が裁判官分限法に基づき最高裁に懲戒を申し立てていた。  岡口氏をめぐっては、平成30年5月にツイッターに書き込んだ別の民事訴訟をめぐる投稿も問題となり、最高裁が分限裁判で戒告とした。26~28年には、上半身裸の男性の画像などを投稿し、東京高裁から口頭で厳重注意を受けた。  国会の裁判官訴追委員会は、岡口氏を弾劾裁判所に罷免を求めて訴追するか調査している。  仙台高裁は「所属の裁判官が戒告に至ったことは遺憾で、重く受け止める」とコメント。加奈さんの母、裕見子さん(52)は「一度戒告が出ても同じことをしており、分限裁判の結論に戒告や過料しかないことがもどかしい。不適切な行為を続ける人が裁判官の職にあることを、裁判所や訴追委がどう考えるのか知りたい」と話した。
引用産経 https://article.auone.jp/detail/1/2/2/9_2_r_20200826_1598443041392520
弁護士自治を考える会

2回目の処分も戒告でした。裁判官の処分は弁護士の懲戒処分と似たようなものなんですね。普通は裁判官をお辞めになって弁護士になられるのでしょうが、

記者会見に来た岡口判事を支援していた弁護士さんはほとんどが同期でしかもリベラルな方ばかりでした。はっきりと自分の立ち位置を示したことの方が重大だと思いますが
伊藤和子先生、ばっちりテレビに映るよういいポジションにいますね~さすが!
(朝日新聞から引用)

前回弁護をされた同期の弁護士のみなさま

司法修習生46期 登録番号 23371~23877

①  野間 啓 弁護士

登録番号 23477   東京山手法律事務所  東京弁護士会

派閥 法友会 幹事

ヒュウマン・ライツ・ナウ  理事

http://hrn.or.jp/outline/overview/

 

②  伊藤 和子 弁護士

 登録番号 23501  東京弁護士会ミモザの森法律事務所

 https://www.mimosaforestlawoffice.com/

 自由法曹団 事務局次長 ヒューマン・ライツ・ナウ 代表幹事

http://www.jlaf.jp/tsushin/2002/1046.html#03

 

③ 大賀浩一 弁護士

 登録番号 23767   札幌弁護会さっぽろ法律事務所 

 自由法曹団 北海道支部

http://www.jlaf.jp/tsushin/2016/1557.html#a052003年6月 戒告 事件放置 
④   小倉秀夫 弁護士登録番号 23519   東京弁護士会  東京平河法律事務所

http://www.tokyo-hirakawa.gr.jp/office/lawyer/staff19.html

  ⑤   酒井雅男 弁護士

登録番号 23622    第一東京弁護士会

銀座ヒラソル法律事務所

https://www.houritsugirasol.jp/lawyer

 

⑥  鳥海 準  弁護士 

登録番号 23638    第二東京弁護士会

五反田法律事務所

http://gotandalaw.com/

自由法曹団

  http://www.jlaf-tokyo.jp/danin_katsudo/jimusho/130607jimusho.html

 

⑦  西村正治 弁護士

登録番号 23632  第二東京弁護士会 麹町総合法律事務所WeekryZenshin-TOP

新共謀罪の提出阻止を 弁護士西村正治さん「新共謀罪の提出阻止を弁護士西村正治さん」週刊前進

http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2017/02/f28230401.html

 

⑧   宮崎 真弁護士     

登録番号 23408   愛知県弁護士会

元愛知県弁護士会副会長     

真法律事務所http://www.shin-lo.com/profile.html

 

最高裁に意見書を提出した。元日弁連事務総長 海渡雄一弁護士

https://okaguchik.hatenablog.com/entry/2018/10/09/001604 

海渡雄一弁護士 東京共同法律事務所

自己紹介 事務所HPより

弁護士として見過ごすことのできない、盗聴法や依頼者密告制度、共謀罪、さらには最近では秘密保全法制の問題などにも取り組んできました。2010年4月から約2年間、宇都宮健児会長の下で、日弁連事務総長として働き、弁護士会の事務局を支える仕事をしました。