大阪弁護士会の弁護士が横領容疑で逮捕、報道各社は元弁護士と報道したか、現役弁護士として報道したか

吉村卓輝容疑者の退会処分の第一報は当然現役弁護士でした。派閥の預り金約2000万円を横領したという退会処分の理由でした。一部報道では派閥資金の使い込んだ2000万円は弁済したが、依頼者の預り金を使いこんでいるのではないかという記事がありました。

 大阪弁護士会館

任意団体会費を私的流用 大阪弁護士会が退会命令 9月15日時事

配信

大阪弁護士会は15日、同会の会員でつくる任意団体の会費を私的に流用したとして、吉村卓輝弁護士(38)に退会命令を出したと発表した。弁護士会によると、吉村弁護士は2017年4月~18年3月、「会派」と呼ばれる任意団体で経理業務を担当。会費の徴収や管理を行っていたが、数十回にわたり計約1980万円を私的に流用するなどした。全額補填(ほてん)されたが、顧客の預かり金を無断で充てた疑いもあるという。 
引用 時事 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091501139&g=soc

過去、甘い処分しか出さなかった大阪弁護士会、派閥の資金を使い込んでも弁済しているのであれば業務停止1年でも可能だったはず、なぜ退会命令を出したか、大阪弁護士会は先に退会命令を出して、もう吉村卓輝容疑者とは関係ない一切の苦情は受付ないという立場を取ったのではないか。

また。大阪弁護士会は派閥の金は満額きっちり絶対返せ、依頼者の預り金で賄えとは言わないが、わかっとるだろうと言ったのではないかという疑いもあります。これは今後裁判で明らかになるでしょう。

大阪の司法記者クラブに加盟している、報道各社はどう報道したか、

既に退会命令が出ているのだから元弁護士と報道した社。退会命令になっていても現役時代の犯罪で、大阪弁護士会のやり方は見抜いているから現役弁護士として報道した社。報道各社の日頃の弁護士会との付き合い方、不祥事事件でも取材せず弁護士会の発表しか書かない社もあります。社の報道姿勢、デスクの判断が問われる内容だと思います。

皆さんは元弁護士か現役弁護士かどちらが相応しいと思いますか

 

元会員逮捕に関する大阪弁護士会会長談話・

本日、当会の元会員吉村卓輝が大阪府警察に業務上横領被疑事件で逮捕されたことについて、当会としては、元会員のこととはいえ、極めて厳粛に、重大なこととして受け止めています。
 報道によれば、元会員は、職務上依頼者から預かって法務局に供託していた多額の金銭を着服したとされており、事実であれば弁護士の職務に対する社会的信頼を大きく損なう事件です。
 当会は、上記事案と同種の案件につき厳正な手続を経て既に同人を退会させておりますが、今回の逮捕報道を受け、全会員が日々の職務をより一層適正・誠実に行うよう心がけるとともに、会員の非行事案に関し迅速・厳正な処分を行い、綱紀の確立に向け一丸となって努力する所存であります。

2020年 (令和2年)10月27日 大阪弁護士会 会長 川下清 
   (川下清会長は2020年日弁連副会長)

(派閥のゼニはきっちり返してもらうからね)

ABC朝日放送

訴訟手続きの供託金800万円着服 大阪の元弁護士を逮捕

10/27(火) 18:58配信

大阪の元弁護士の男が依頼人から預かっていた、訴訟手続きに必要な供託金800万円を着服したとして逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、大阪弁護士会に所属していた元弁護士・吉村卓輝容疑者(38)です。吉村容疑者は去年2月、依頼人の女性(70代)から預かった訴訟手続きに必要な供託金800万円を着服した疑いがもたれています。依頼人の女性は2017年、大阪府内の不動産会社に貸した金の返済をめぐるトラブルで、吉村容疑者に返還請求などを依頼していました。その後、和解が成立しましたが、吉村容疑者は法務局から返ってきた供託金800万円を女性に渡さなかったということです。吉村容疑者は警察の調べに対し「預かっていた800万円を使い込んでしまったことに間違いない」と容疑を認めています。吉村容疑者は今年9月、会計を担当していた所属する会派の口座から1980万円を無断で流用したとして、大阪弁護士会を退会処分になっていました。

MBSニュース【毎日放送】

元弁護士が供託金800万円横領容疑で逮捕 別の2000万円の私的流用で懲戒処分も

10/27(火) 17:16配信https://news.yahoo.co.jp/articles/5188634d9296a28059c5a67c87f510fefbf00f60

依頼者から預かっていた供託金800万円を着服したとして、弁護士だった男が逮捕されました。  業務上横領の疑いで逮捕されたのは大阪弁護士会所属の元弁護士・吉村卓輝容疑者(38)です。警察によりますと、吉村容疑者は去年2月、民事裁判の依頼人から預かった供託金800万円を和解が成立した後も返さず、着服した疑いが持たれていて、調べに対して容疑を認めているということです。  吉村容疑者は今年9月、所属する会派の口座から約2000万円を私的流用したとして、大阪弁護士会から退会命令の懲戒処分を受けていますが、その金を返済する際に、他の依頼人からの預かり金を流用した疑いも指摘されていました。

時事通信

横領容疑で弁護士逮捕 供託金800万円着服 大阪府警

10/27(火) 14:27配信

依頼人から預かっていた供託金800万円を着服したとして、大阪府警は27日、業務上横領容疑で、大阪市北区西天満の弁護士吉村卓輝容疑者(38)を逮捕した。  「供託金を使い込んでしまったことに間違いない」と容疑を認めているという。  逮捕容疑は、兵庫県西宮市に住む自営業の70代女性から預かった現金800万円を法務局に供託したが、戻ってきた後も返さずに着服した疑い。 

読売新聞

依頼人女性に800万円返さず横領、元弁護士を逮捕

10/27(火) 13:47配信

依頼人から預かって法務局に供託していた800万円を着服したとして、大阪府警は27日、大阪弁護士会の元弁護士、吉村卓輝(たかてる)容疑者(38)(大阪市北区)を業務上横領容疑で逮捕した。  発表では、吉村容疑者は2017年9月、兵庫県西宮市の自営業の女性(70歳代)の依頼を受けて、神戸地裁尼崎支部に不動産の処分禁止の仮処分申し立てをし、18年1月、供託金として800万円を神戸地方法務局尼崎支局に納めた。  同年12月に和解が成立し、19年2月に800万円は返還されたが、吉村容疑者は女性に渡さずに横領した疑い。容疑を認めているという。  吉村容疑者は9月、弁護士会会派の口座から約2000万円を私的流用したとして、退会命令の懲戒処分を受けていた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201027-OYT1T50141/

共同通信

800万円横領容疑で弁護士逮捕 依頼人から預かった供託金

10/27(火) 12:39配信

訴訟に関する手続きをするため依頼人から預かった供託金800万円を着服したとして、大阪府警は27日、業務上横領容疑で、大阪市北区西天満、弁護士吉村卓輝容疑者(38)を逮捕した。府警によると「お金を使い込んでしまったことに間違いありません」と容疑を認めている。  逮捕容疑は昨年2月12日、兵庫県西宮市の自営業の70代女性が神戸地裁尼崎支部に仮処分の申し立てをする手続きのために預かった供託金800万円を着服した疑い。  府警によると、女性は不動産会社に貸し付けた約1億5千万円の返還を巡る仮処分を2017年9月に同支部に申し立てていた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/64546/#:~:text=%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%89%8B%E7%B6%9A%E3%81%8D%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B,%E5%AE%B9%E7%96%91%E3%82%92%E8%AA%8D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82

産経新聞

依頼人からの預かり金着服容疑で弁護士を逮捕 大阪

10/27(火) 11:14配信

依頼人から訴訟に関する供託金として預かっていた現金を着服したとして、大阪府警は27日、業務上横領の疑いで、大阪弁護士会所属の弁護士だった吉村卓輝(たかてる)容疑者(38)=大阪市北区=を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。府警は、着服した金の使途などを調べる。  捜査関係者によると、吉村容疑者は昨年初めごろ、兵庫県内の70代女性から供託金として預かっていた現金800万円を着服した疑いが持たれている。容疑を認めているという。  関係者などによると、女性は不動産会社側に貸した金の返済をめぐってトラブルとなっており、平成29年夏ごろ、吉村容疑者に返還請求などの弁護士業務を依頼した。  吉村容疑者は、訴訟関連の手続きのために必要な供託金として800万円を女性から預かり、法務局に供託。その後、不動産会社側との和解が成立したため、法務局から供託金が返ってきたにもかかわらず、女性に渡さなかったという。  吉村容疑者は今回の逮捕容疑とは別に、弁護士が任意加入する会派の口座から計約1980万円を横領したとして今年9月、大阪弁護士会から退会命令の懲戒処分を受け、現在は弁護士としての活動はできない状態という。同会などによると、当時、会派の会費徴収などを担当しており、横領した金は経営難だった自身の事務所の運営費や遊興費に使っていたという。

TV大阪 日経新聞系

800万円着服の疑い 大阪の弁護士を逮捕

10/27(火) 19:59配信

大阪の弁護士の男が依頼人から預かった800万円を着服した疑いで、10月27日、逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、大阪・北区の弁護士吉村卓輝容疑者です。 吉村容疑者は依頼人から預かっていた訴訟の供託金800万円を、和解が成立した後にも依頼人に返さず着服した疑いがもたれています。 警察の調べに対し、吉村容疑者は「供託金を使い込んでしまった」と容疑を認めています。 吉村容疑者はこのほかにも、9月、大阪弁護士会の会派の口座から現金およそ1980万円を無断で引き出したとして弁護士会からの退去命令の懲戒処分を受けていて、警察は余罪についても調べています。

関西テレビ

38歳の弁護士、供託金800万円”着服”で「逮捕」…『お金を使い込んだ』と容疑認める

10/27(火) 18:52配信

依頼人から預かっていた供託金800万円を着服した疑いで、大阪府警は弁護士の男を逮捕しました。 警察によると、大阪市北区の弁護士・吉村卓輝容疑者(38)は3年前、兵庫県の女性(70代)から不動産会社との金銭トラブルをめぐり、裁判の依頼を引き受けました。 その後、不動産会社と和解が成立しましたが、法務局に預けていた供託金800万円を吉村容疑者は女性に返さずに着服した疑いがもたれています。 吉村容疑者は調べに対し「お金を使い込んだことに間違いない」と容疑を認めています。 吉村容疑者は今年9月、所属していた会派の口座から約2000万円を不正に引き出したとして、大阪弁護士会から「退会命令」の懲戒処分が出されています。

 

 

弁護士を逮捕 業務上横領の疑い

大阪の弁護士が依頼人から預かって法務局に供託していた800万円を着服したとして業務上横領の疑いで逮捕されたことが捜査関係者への取材でわかりました。
逮捕されたのは、大阪・北区の弁護士、吉村卓輝容疑者(38)で、捜査関係者によりますと、依頼人の女性から預かり、神戸地方法務局に供託していた800万円を、和解が成立したあとも返さずに着服したとして、業務上横領の疑いがもたれています。
吉村弁護士は、大阪弁護士会の会派の口座から1900万円余りを無断で引き出したとして、先月(9月)、弁護士会から「退会命令」の懲戒処分を受け、この際、依頼人からの預かり金を流用した疑いがあるとも指摘されていました。
吉村弁護士は、依頼人からの預かり金の流用について逮捕前、NHKの取材に対し、「発覚すれば大きな問題になるし、お客さんのお金に手をつけることはない」などと話していました。
また、弁護士のグループの口座から無断で現金を引き出したとして懲戒処分を受けたことについて、「引き出したのは事実だ。自分の事務所を作ったとき先行投資をしたが、いきなり収入が増えるわけではなく、資金繰りが悪かった。人に資金を貸したことも重なってお金が必要だった」と話していました。

【弁護士会“重大なこと”】。
所属していた吉村弁護士が逮捕されたことについて、大阪弁護士会の川下清 会長は、「元会員とはいえ、極めて厳粛に、重大なこととして受け止めています。事実であれば弁護士の職務への社会的信頼を大きく損なう事件です。全会員が日々の職務をより適正・誠実に行うよう心がけるとともに、会員の非行事案に関し迅速・厳正な処分を行い、綱紀の確立に向け一丸となって努力します」とコメントしました。