弁護士資格のない貸金業者から多重債務者の債務整理の斡旋(あっせん)を受けたとして、警視庁保安課は弁護士法違反(非弁提携)の疑いで、第二東京弁護士会に所属する弁護士の男(62)=東京都豊島区=を近く書類送検する方針を固めた。26日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、男は令和6年1~8月ごろ、複数回にわたり、貸金業者から多重債務者の斡旋を受けた疑いが持たれている。5年以降に約250人の斡旋を受け、約1億5000万円の報酬を得たとみられる。 同課はこれまでに、多重債務者を斡旋した貸金業者や元行政書士、斡旋を受けた弁護士らに加え、6法人を立件。融資を希望する多重債務者に対し、貸金業者らが「債務整理をすれば融資できるかもしれない」と弁護士を紹介して割高な契約を結ばせ、弁護士から紹介料を受け取っていた。平成29年以降、多重債務者ら約1800人を斡旋し、約8億5000万円の報酬が弁護士らに支払われていたとみられる。 弁護士の一人は調べに、「弁護士の数が増え、事件の紹介を受けないとやっていけない」と供述。斡旋を主な業務としている貸金業者もあった。捜査関係者は「多重債務者を食い物にする悪質な行為が恒常的に行われており、今回のケースは氷山の一角の可能性もある」と指摘している。
この事件は先日逮捕された弁護士、在宅起訴された弁護士の続きです。中央リテールという金融会社が多重債務者を集め破産しかないと弁護士を紹介するという事案。依頼者は破産までしたくないにもかかわらず、破産処理しかないと勧める手口
中央リテール
86歳の弁護士 古閑孝弁護士(第一東京)
FNNプライムオンラインhttps://news.yahoo.co.jp/articles/31d5f7925f9a0b4b9f61e683c287eec8fada58f7
86歳の弁護士を逮捕…司法書士から「多重債務者リスト」入手か?依頼者の紹介料を違法に支払った疑い 紹介料は弁護士費用に上乗せ警視庁1月16日古閑孝弁護士(第一東京)
74歳の弁護士 内藤政信弁護士(第一東京)
貸金業者から、多重債務がある顧客のあっせんを違法に受けたとして、東京の弁護士が逮捕された事件で、警視庁は、別の弁護士も同じ貸金業者から多重債務者の紹介を受け、金銭を支払っていたとして、弁護士法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、弁護士で、東京・墨田区に住む内藤政信容疑者(74)です。
弁護士が弁護士資格を持たない人に紹介料を支払って業務のあっせんを受けることは禁じられていますが、警視庁によりますと、内藤弁護士はおととし、都内の貸金業者から債務整理を希望する多重債務者2人のあっせんを受け、貸金業者と仲介役の行政書士にあわせて25万円の紹介料を支払ったとして弁護士法違反の疑いがもたれています。
2年あまりの間におよそ150人の顧客のあっせんを受けていたとみられ、調べに対して容疑を認め、「貸金業者に頼らないと事務所の運営が難しかった」などと供述しているということです。
警視庁は同じ貸金業者から多重債務者のあっせんを違法に受けたとして、今月、東京・北区に住む弁護士、古閑孝容疑者(86)をすでに逮捕しています。
2人以外にも業者から違法なあっせんを受けていた弁護士がいるとみて、さらに調べています。
NHK https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250128/1000113591.html