弁護士懲戒処分・非行専門のブログです
2010年5月 日弁連広報誌「自由と正義」に掲載された弁護士懲戒処分要旨東京弁護士会所属の木村和俊弁護士のカミサンの山下紫弁護士の懲戒処分です過去に1回もない夫婦お揃いの懲戒処分です↑お名前が紫さんなので字もむらさき
 
旦那さんも弁護士・カミサンも弁護士そして二人揃って懲戒処分二人で自由と正義に掲載されました
夫婦別性ですからすぐにはわかりませんがマニアな私はすぐに分りました
 
「夫である同じ事務所の弁護士A」と
「妻である同じ事務所の弁護士A」
だけ!同じ事件やからしょうがないか! 
■2008年度 日弁連代議員もお勤めになった山下紫先生です
 
[正確な懲戒要旨]
        懲 戒 処 分 の 公 告
東京弁護士会がなした懲戒の処分について、同会から以下の通り通知を受けたので懲戒処分の公告及び公表に関する規定第3条第1号の規定により公告する
              記
1 懲戒を受けた弁護士
氏名 山 下 紫 登録番号 26082  東京弁護士会
事務所  
東京都千代田区有楽町1-7
木村綜合法律事務所
2 懲戒の種別  戒 告 
3 処分の理由の要旨
(1)   被懲戒者は夫ある同じ事務所の弁護士A共に20048月ころBの 成年後見人開始申立についてBの子である懲戒請求者
   Cから依頼され、これを受任したが報酬等の説明せず委任契約も作成しなかった
(2)   被懲戒者は20015月ころB、C及びCの子Dらから賃貸していた土地の更新料についての契約締結交渉の委任を受け、交渉は概ね合意に達したがDらは合意書等に必要な署名捺印をしなかった。被懲戒者はCらに対し実際の作業期間が比較的短かったこと、
   被懲戒者らの事務所の報酬基準のみなし成功報酬規定の適用が疑問視されること等を併せて考えると不当に高額と評価される
   着手金及びみなし成功報酬を請求したまた被懲戒者は200586日Bが死亡したため、公正証書遺言の指定に従いBの遺言執行者に就任し遺言執行を行ったが、その途中でBの新たな自筆遺言証書の存在が明らかになり、後にこれを基にDからCらに対sて提起された所有権移転登記手続請求訴訟の第一審判決でCらは敗訴判決を受けた。被懲戒者はこれらの事情やCらが被懲戒者の計算した金額を了解したとは認められない事等から考えると不当に高額と評価される遺言執行手数料を請求した
(3)    被懲戒者はBの遺言執行者であったにもかかわらずBの相続人間の遺産をめぐる前記所有権移転登記手続請求訴訟についてCらの訴訟代理人であるAと共にCと交渉する等、代理人と同様に立場で関与した
(4)   被懲戒者の上記(1)の行為は弁護士職務基本規定第29条及び第30に違反し上記(2)の各行為は同規定第24条に違反し上記(3)の行為は遺言執行の公正さを疑わしめる行為でありいずれも弁護士法第56条第1項に定める品位を失うべき非行に該当し懲戒請求が取り下げらている事情を考慮しても懲戒に処するのが相当である
4 処分の効力の生じた日
2010年2月2日
2010年5月1日  日本弁護士連合会
 
旦那さんの木村和俊弁護士の懲戒処分の要旨