2011年4月 日弁連広報誌「自由と正義」に掲載された
弁護士懲戒処分要旨
第一東京弁護士会 加茂隆康弁護士の懲戒処分の要旨 
交通事故事件関係では超有名な弁護士さんです
著作も多くあります.
 
2010年12月28日

 

事故で寝たきり」とウソ、賠償請求 東京の弁護士

 

 第一東京弁護士会は27日、依頼人の交通事故の後遺症を誇張したとして加茂隆康弁護士(61)を業務停止4カ月の懲戒処分とし、発表した。 同弁護士会によると、加茂弁護士は2001年12月、交通事故の後遺症が
あるという都内(当時)の男性から損害賠償請求の依頼を受けた。東京地裁に提訴する際、男性の介護は必要ないと知りながら「ほとんど寝たきり状態」と主張し、本来請求できない「将来の介護費(6400万円)」を盛り込んだという。訴訟では後遺症の程度が争点となり、加茂弁護士は、実際は同居していない男性の母親が介護に専念しているよう装う書面などを提出。ところが被告の保険会社側から、男性と母親が歩いて買い物している様子を
撮影したビデオが証拠として提出され、うそが発覚した
 加茂弁護士は交通事故の損害賠償請求に関する著書が多く、ホームページには「弁護士がつけば、賠償金額が数倍になることもまれではありません」と記している。最近では裁判員裁判と死刑をテーマにした小説も執筆した。
保険は金がでないというご著作
2010年12月28日の記事
 
                                                         
       
 懲 戒 処 分 の 公 告
第一東京弁護士会がなした懲戒の処分について同会から以下の通り通知を
受けたので懲戒処分の公告公表に関する規定第3条第1号の規定により
公告する
1 懲戒を受けた弁護士氏名
 加茂隆康  登録番号15278 第一東京弁護士会
  事務所   東京都中央区銀座1  加茂隆康法律事務所
                    
2 処分の内容     業 務 停 止 4 月
3 処分の理由の要旨
被懲戒者は交通事故により受傷した懲戒請求者から損害賠償請求の依頼を受けたところ懲戒請求者が常時介護を要する状態になかったことを知りながら母親Aの常時介護を受けているとの虚偽の事実を前提に2003729日頃将来の介護費用約6400万円を含めた約18000万円の損害賠償請求訴訟を提起した。また被懲戒者は訴状及び訴訟委任状における懲戒請求者の住所を実際の住所ではないAの住所としその後懲戒請求者が転居した際にも実際の転居先ではないAの住所地に住民票を異動させ、あるいは外出時には変装するよう懲戒請求者にアドバイスをした。さらに被懲戒者はAが実際には同居も常時介護もしてないことを知りながらAが同居して常時介護している旨のA名義の陳述書を虚偽と知りつつ証拠として提出した被懲戒者の上記行為は誤った裁判がなされるおそれをもたらすもので裁判における真実の発見という重大な目的をないがしろにし、公正な裁判の実現を危うくするとともに
弁護士に対する社会の信頼を失わせるおそれのある行為であって弁護士職務基本規定5条第74条及び第75条並びに廃止前の弁護士倫理4条第53条及び第54条に違反し弁護士法第56条第1項に定める弁護士
としての品位を失うべき非行に該当する4 処分の効力を生じた年月日 2010年12月27日
2011年4月1日   日本弁護士連合会
弁護士職務基本規定
第十章裁判の関係における規律(裁判の公正と適正手続)
第七十四条
弁護士は、裁判の公正及び適正手続の実現に努める。
(偽証のそそのかし)
第七十五条
弁護士は、偽証若しくは虚偽の陳述をそそのかし、又は虚偽と知 りながらその証拠を提出してはならない。