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ずさん弁護士 戒告処分 賠償訴訟巡り保険会社と交渉せず

 損害賠償請求を巡り、保険会社との交渉を自分で行わずに相手方に任せるずさんな対応を取ったとして、大阪弁護士会が、所属する男性弁護士(63)を戒告の懲戒処分にしていたことがわかった。男性弁護士は依頼者から、別の弁護士のミスで被った損害を裁判で取り戻すよう求められていたという。
 依頼者からすれば、2人の弁護士に相次いで裏切られた形となるが、男性弁護士は読売新聞の取材に対し、「依頼者の同意を得た上での対応だった。『なぜ懲戒処分なのか』という思いはあるが、これ以上のコメントは控えたい」としている
 戒告は9月20日付。同弁護士会などによると、依頼者は2001年に自己破産を申し立てたが、担当した同弁護士会所属の弁護士が免責の申し立てを忘れ、借金の支払い免除を受けられなかった。
 このため依頼者は05年8月、この弁護士に対する損害賠償請求訴訟の提訴を別の男性弁護士に依頼。しかし男性弁護士は訴訟を起こさず、自己破産を担当した
弁護士が加入する責任保険で支払いを受けることを決め、手続きを相手方に任せた。保険会社の提示額は、依頼者側が求めた「5億円以上」を大きく下回る約600万円にとどまり、依頼者は昨年6月、男性弁護士を解任した。
 依頼者は今年2月、「提訴を頼んだのに、十分な説明がないまま保険会社と交渉を続けた」として男性弁護士を懲戒請求。同弁護士会は「早期解決を促されたのに自ら保険会社と交渉していない」などの落ち度を指摘し、「処理はずさんで、依頼者の利益の実現に反した」と結論付けた。
2011年11月9日 読売新聞)
読売新聞が記事にしてくれました。
これは大阪弁護士会元副会長、太陽法律事務所辻口信良弁護士のことです
明日、この太陽法律事務所の元所属弁護士との裁判に行きます
ヤクルトの古田選手、ガンバ大阪の宮本選手の代理人としても有名でした